農業銀行の徐瀚と中国銀行の林景臻は、年齢の理由で辞職しました。
国有大手行の副行長の人選は、引き続き変動しています。
1月8日の夕方、農業銀行は発表しました。年齢の理由で徐瀚が副行長職を辞任することを請求しました。
徐瀚は農業銀行の取締役会と意見が異なることはなく、自身の辞任について農業銀行の株主及び債権者に通知する必要はないと確認しているとのことです。
公告では、徐瀚が農業銀行の上級管理職として在籍していた期間中、職務を全うし、勤勉に責務を果たしたと述べています。農業銀行の取締役会は、徐瀚の在任中に当行の発展に果たした重要な貢献に心から感謝しています。
これで年齢の理由で辞職する国有大手行の高級幹部が連続して2日目となります。前日には、中国銀行が副行長の林景臻が年齢の理由で辞職することを発表したばかりです。
徐瀚について
公開情報によると、徐瀚は若い頃に交通銀行で長期間勤務していました。交通銀行香港支店ではIT部の副総経理を務め、交通銀行コンピュータ部の副総経理、交行太平洋クレジットカードセンターの副CEO(中国側CEO)、太平洋クレジットカードセンターのCEO、個人金融ビジネス部(消費者権益保護部)の総経理、個人金融ビジネス部(消費者権益保護部)の総経理兼ネットワークチャネル部の総経理、個人金融ビジネス部(消費者権益保護部)の総経理兼インターネットセンター(オンラインセンター)の社長、交通銀行のビジネスディレクター(リテール及びプライベートビジネスセクター)兼個人金融ビジネス部(消費者権益保護部)の総経理を務めてきました。
2020年10月から、徐瀚が農業銀行の副行長に就任しました。
国有大手銀行の副行長が連続して変動しています。
農業銀行の公告の前日、1月7日の夜、中国銀行が公告を出し、取締役会が林景臻の辞表を受理したと発表しました。
林景臻は年齢を理由に、同銀行の執行取締役、取締役会企業文化と消費者権益保護委員会委員、リスク政策委員会委員及び副行長職を辞任しました。この辞任は2025年1月7日から有効となります。
中国銀行の公告でも、林景臻は同銀行の取締役会と異議がないことを確認しており、他に中行株主に通知すべき事項はないとしています。中行取締役会は、林景臻の在任期間中の貢献に感謝の意を示しています。