9日前場は日経平均株価が、前日比302円13銭安の3万9678円93銭、TOPIX(東証株価指数)が同21.30ポイント安の2748.70ポイントと、そろって続落した。手がかり材料に乏しいなか、9日の米国株式市場がカーター元大統領逝去に伴い休場となることもあり、朝方から手じまい売りが先行。時間外取引で米株価指数先物が下落するなか、日経平均は午前10時25分に、同374円00銭安の3万9607円06銭を付けた。その後も安値圏でもみ合った。
東証プライム市場の出来高は9億1369万株、売買代金は2兆966億円。騰落銘柄数は値上がりが431銘柄にとどまり、値下がりは1158銘柄と7割に達した。変わらず54銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち29業種が下落、4業種が上昇した。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株が下落。伊藤忠<8001.T>、丸紅<8002.T>などの卸売株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も安い。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株も軟調。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、中部電<9502.T>、関西電<9503.T>などの電気・ガス株も弱い。一方、TOPPAN<7911.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、アステラス薬<4503.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株が高い。
個別では、KLab<3656.T>、マニー<7730.T>、Fスターズ<3687.T>、サイゼリヤ<7581.T>、ミガロHD<5535.T>が下落。半面、ネクステージ<3186.T>、タムラ製<6768.T>、ハニーズHD<2792.T>、ワールド<3612.T>、T&Gニーズ<4331.T>などが上昇した。
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