10日午前10時5分すぎの日経平均株価は、前日比410円程度安い3万9190円前後で推移する。午前10時3分には、同439円04銭安の3万9166円05銭を付けた。現地9日の米国株式市場は、カーター元米大統領の国葬のため休場。手がかり材料に乏しいなか、きのう9日に続落した弱い動きが継続し売り先行スタート。その後も、時間外取引で米株価指数先物が下落していることや、現地10日には米12月雇用統計の発表を控え、下値模索の動きとなっている。大阪取引所のナイトセッションで日経平均先物3月限は、9日の清算値比10円安の3万9560円だった。
業種別では、全33業種のうち23業種が下落、10業種が上昇している。7&iHD<3382.T>、ファストリテ<9983.T>などの小売株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が下落。中外薬<4519.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株や、OLC<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も安い。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株も軟調。三井倉HD<9302.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、MS&AD<8725.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も弱い。一方、三和HD<5929.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株や、古河電工<5801.T>、フジクラ<5803.T>などの非鉄金属株が高い。
個別では、OSG<6136.T>、T&Gニーズ<4331.T>、三井金<5706.T>、いちご<2337.T>、イオンモール<8905.T>が下落。半面、久光薬<4530.T>、三光合成<7888.T>、わらべや日洋<2918.T>、Sansan<4443.T>、明光ネット<4668.T>などが上昇している。
東京外国為替市場では午前10時5分時点で、ドル・円が1ドル=158円台前半(9日は158円18−20銭)、ユーロ・円が1ユーロ=162円台の後半(同162円77−81銭)で取引されている。
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