原題:ドイツの自動車市場は景気が低迷し、新車の登録量は過去の水準を下回っている
ドイツの連邦自動車輸送管理局によると、同国の自動車市場はゆっくりと回復しているものの、COVID-19以前の水準に比べて依然として低調である。ただし、新車の登録件数のうち、電気自動車の比率は引き続き高まっている。
データによると、今年5月にドイツで登録された自動車の数は23万635台だった。2020年5月と比較して約37%増加したが、自動車業界はCOVID-19によって打撃を受け、販売量が大幅に減少した。今年初めから今までに、ドイツでは約110万台の自動車が登録されており、去年同期比で13%以上増加している。
これに対して、ドイツ国際自動車製造業者協会の会長ラインハルト・ツィッペルは、高い成長率が再び現れたとしても、自動車市場が依然として低迷していることを隠すことはできないと述べた。彼は、「今年初めから、新車登録件数は平均水準より16%低い」と指摘した。最近のドイツの感染率の低下を考慮して、ツィッペル氏は、自動車販売業者への防疫制限を全国的に緩和するよう呼びかけている。
ドイツ自動車産業協会によると、生産環境も低迷しているとのこと。今年5月にドイツで生産された自動車は約25万1000台で、前年同月比で58%増加したが、COVID-19危機前の水準にはまだ遠く及ばない。
一方、新エネルギー自動車の発展は好調であり、市場占有率がさらに高まっている。ドイツの連邦自動車輸送管理局の統計によると、今年5月に純電動車両が26786台登録され、去年同期の4倍近くに達し、全部の新規登録車の11.6%を占める。排出量や環境保全に関する問題で論議を呼んでいるSUV車種は依然として人気があり、5月に登録された新車の23%を占める。(CCTV記者 阮佳聞)
(編集者 杨博任)