ETF(上場投資信託)とは、東証などの金融商品取引所に上場している投資信託を指す。アクティブ運用型のETFを除き、連動指標との連動を目指した商品が中心となっている。連動する指数の対象となる金融商品のタイプとしては、株式のほか、債券、不動産(REIT)、コモディティ商品などがある。こうしたタイプの中で、業種を限定したり、「ESG」や「女性活躍」などのテーマに絞ったりしている銘柄の指数に連動した「テーマ型」のETFもある。 こうしたETFの中には、指数の動きに対して価格がそのまま連動するタイプだけでなく、価格は2倍、3倍に動く「レバレッジ型」や、指数の動きに対して一定のマイナスの倍数を乗じて価格が決まる「インバース型」のETFもある。 ETFは個別銘柄のように決算期があり、配当や利子などの収益が出た場合には投資家に分配される。価格に対して分配金の利回りが高いETFは、「高配当ETF」と呼ばれることがある。