【市場の声】豪自動車・住宅保険料、ピークに近い=MS
モルガン・スタンレーのアナリストはリポートでオーストラリアの保険について、自動車保険と住宅保険の保険料設定は堅調で、6月もピークに近い水準を維持していたと述べた。ただ、自動車保険は6月に前年比16%、住宅保険は同18%、それぞれ上昇したものの、保険料の伸びは鈍化しているとした。また、10%台後半の保険料引き上げが総収入保険料の同水準の伸びにつながることはないと考えている。同社の調査によると、消費者
【市場の声】豪損害保険業界、保険料設定サイクルはピーク打ったか
マッコーリーのアナリストらはオーストラリアの損害保険会社について、保険料設定サイクルはピークを打ったようだと述べ、一部の商品は保険料が比較対象期間での過去最高を更新しているとした。マッコーリーの独自データによると、4-6月期は中小企業を対象とした1契約当たりの平均保険料が前年同期比7.5%上昇し、過去最高を更新した。ただ、住宅保険の保険料に関する独自分析では、新規契約の保険料の伸びは2.8%にとど
【市場の声】豪保険ブローカー、保険料率の伸び鈍化か
マッコーリーのアナリストらはオーストラリアの保険ブローカーについて、中小企業向けの4-6月期の保険料率は伸びが平均7.5%となり、1-3月期(10.2%)から減速したと述べた。豪上場ブローカーの主要指標を検証した。国内の大手独立系保険ブローカーであるステッドファスト・グループ、AUBグループは保険料率の伸びがそれぞれ8.6%、9.4%だった。「われわれのデータでは保険料率の上昇ペースが減速している
【市場の声】IAG、豪損害保険セクターの選好銘柄に
マッコーリーはオーストラリアの損害保険セクターの選好銘柄として、インシュアランス・オーストラリア・グループ(IAG)を挙げた。 IAGの投資判断を「アウトパフォーム」に据え置く一方、同業のサンコープ・グループの投資判断は「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に引き下げた。 マッコーリーはIAGについて、株価収益率(PER)がより魅力的で、8月に資本管理が実施される可能性があると指摘。また、新たな
【市場の声】豪サンコープ、24年6月期利益率予想を維持
【シドニー】オーストラリアの保険・金融大手サンコープ・グループは2024年6月期の利益率見通しを維持した。25年6月期の再保険プログラムを確定した。 サンコープは5日、24年6月期の基礎利益率が従来見通し(10~12%)の中央付近になると引き続き予想していると述べた。 また、25年6月期の主要な異常災害(カタストロフィ)プログラムにより、3億5000万~67億5000万豪ドルの損失をカバーするだろ
【市場の声】豪保険QBE、向こう1年は株価押し上げ材料乏しいか
マッコーリーのアナリストはリポートでオーストラリアの保険大手QBEインシュアランス・グループについて、向こう1年以内に株価を押し上げる材料が出てくるとは考えにくいと述べた。 同社株は長い間割安な水準で取引されていたが、現在は同業他社を上回る注目すべき水準で取引されているためだとし、投資判断を「ニュートラル」で据え置いた。 マッコーリーはQBEの2024年12月期の総収入保険料の伸びを、為替相場変動