リオティント、加テック・リソーシズ買収を検討=報道
英豪系鉱業大手リオティントは、カナダの同業テック・リソーシズに買収案を提示する可能性を巡り、銀行と協議している。英スカイニュースが12日、匿名の関係筋の話として伝えた。スカイによると、リオティントはテック・リソーシズに近く買収案を提示する予定はなく、テックは買収候補企業リストの中の1社だ。ダウ・ジョーンズ経済通信のコメント要請に、リオティントとテック・リソーシズは今のところ応じていない。
【市場の声】豪自動車・住宅保険料、ピークに近い=MS
モルガン・スタンレーのアナリストはリポートでオーストラリアの保険について、自動車保険と住宅保険の保険料設定は堅調で、6月もピークに近い水準を維持していたと述べた。ただ、自動車保険は6月に前年比16%、住宅保険は同18%、それぞれ上昇したものの、保険料の伸びは鈍化しているとした。また、10%台後半の保険料引き上げが総収入保険料の同水準の伸びにつながることはないと考えている。同社の調査によると、消費者
【市場の声】豪BHP、ニッケル事業停止費用はシティの予想上回る
シティのアナリスト、ポール・マクタガート氏はオーストラリアの資源大手BHPグループについて、同国のニッケル事業の停止はサプライズではないが、関連費用はサプライズだと指摘した。BHPによると、市場環境が改善した場合に事業を再開できるよう、移行期間を経て2025年1月から年間約3億米ドルの費用が発生するという。マクタガート氏は顧客向けメモで「この費用は予想よりも高い」としている。投資判断は「バイ」、目
豪BHP、国内ニッケル事業を年内に停止へ 市場低迷で
豪資源大手BHPグループは、国内のニッケル事業を年内に停止すると発表した。バッテリーの素材であるニッケルの価格が急落していることを受けた。同社は、ニッケル・ウエスト採鉱・加工事業とウエスト・マスグレイブ・プロジェクトを10月に閉鎖すると述べた。同社はこれらの事業について、2027年2月にあらためて検討するとした。同社は、ニッケルの世界市場では過剰供給が問題となっており、このため20年代末までの価格
【市場の声】豪損害保険業界、保険料設定サイクルはピーク打ったか
マッコーリーのアナリストらはオーストラリアの損害保険会社について、保険料設定サイクルはピークを打ったようだと述べ、一部の商品は保険料が比較対象期間での過去最高を更新しているとした。マッコーリーの独自データによると、4-6月期は中小企業を対象とした1契約当たりの平均保険料が前年同期比7.5%上昇し、過去最高を更新した。ただ、住宅保険の保険料に関する独自分析では、新規契約の保険料の伸びは2.8%にとど
【市場の声】豪テルストラの値上げ、賃金上昇をカバーするはず=ジェフリーズ
ジェフリーズのアナリストのロジャー・サミュエル氏はオーストラリアの通信大手テルストラについて、モバイル料金引き上げで、今後予想される賃金上昇をほぼカバーできるはずだと考えている。同氏は、テルストラの従業員を対象とした労働協約が9月に失効すると記した自身のリポートを読者に思い出させた。テルストラのポストペイド(料金後納)サービスの月額2~4豪ドルの値上げは4.2~4.8%に相当し、1-3月期の消費者
【市場の声】豪テルストラ、UBSは値上げを好感し強気な見解を維持
UBSのアナリストはオーストラリアの通信大手テルストラについて、同社がモバイル市場の価格回復をけん引し続ける見通しであることに触れ、同国の通信業者の中でも選好し続けていると述べた。テルストラによる値上げ幅は予想を上回り、その時期も当初の見込みよりも早かったという。アナリストはモバイル事業が今後数年間にわたって、投下資本利益率(ROIC)の回復を後押しする主な要因になるとの見解が支えられたとしている
【市場の声】豪テルストラ、マッコーリーが投資判断引き上げ
マッコーリーのアナリストらはオーストラリアの通信大手テルストラについて、直近の携帯電話料金引き上げによって増配が可能になるとの期待から、投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に引き上げた。顧客向けメモで、7-12月期(上半期)の中間配当は1株当たり0.09豪ドルから0.095豪ドルに増えるとの見通しを示した。携帯電話サービスは中期的にテルストラの収益に貢献するとみており、2025年6月
【市場の声】豪テルストラ、25年通期利益見通しの下限引き上げか
ゴールドマン・サックスのアナリストらはオーストラリアの通信大手テルストラについて、直近の携帯電話料金引き上げを受け、2025年6月期の利益見通しの下限を引き上げることができるとの見方を示した。来月の24年6月期決算発表時に、25年6月期の既存事業のEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)見通しを84億~87億豪ドルから85億~87億豪ドルに修正するとみている。顧客向けメモで、今回の値上げはテルス
【市場の声】リオティント、過小評価の可能性=ジェフリーズ
ジェフリーズのアナリストによると、鉄鉱石価格の先行きを懸念する投資家は英豪系鉱業大手リオティントについての判断を誤っている可能性がある。鉄鉱石価格には明らかな下落リスクがあるが、価格が下落しても、同社の大規模な鉄鉱石事業から生み出されるキャッシュフローは過小評価されているという。その上、リオは鉄鉱石大手3社のうち、非鉄金属の銅とアルミニウムに対する影響力が最も大きく、純負債が最も少ないとした。だが
【市場の声】豪テルストラのインフレ上回る値上げ、UBSの強気派が歓迎
オーストラリアの通信大手テルストラのインフレ率を上回るモバイル料金引き上げはUBSの強気派アナリストに歓迎されている。アナリストは、同社の1ユーザー当たり平均収入(ARPU)が予想を上回る可能性があるとみている。アナリストのルーシー・フアン氏は顧客向けリポートで、テルストラが運営する他のブランドでの値上げを考慮すると、2025年6月期のポストペイド(料金後納)サービスの月間ARPUは1.60~1.
豪テルストラ、携帯電話サービス値上げへ 需要増に対応
【シドニー】オーストラリアの通信最大手テルストラは9日、ポストペイドおよびプリペイドの携帯電話サービスを年内に値上げすると発表した。需要の増加に対応するために技術への投資を続ける必要があるとしている。携帯電話プランの月額料金をおおむね2~4豪ドル(約217~434円)値上げする方針。同社は2カ月弱前に、インフレに連動した値上げを撤廃している。オーストラリアの1-3月期の消費者物価指数(CPI)は前
豪企業、預金取り崩す動きあるがローン延滞は低水準=豪銀担当者
オーストラリアの企業は、長期金利が上昇する中、日々の経営コストと借金返済のために貯蓄を取り崩す動きがみられるが、今のところ延滞は低水準にとどまっている。豪大手銀のオーストラリア・コモンウェルス銀行(CBA)ビジネス・バンキング担当グループ・エグゼクティブ、マイケル・ベイシー・ライル氏がインタビューで述べた。 同氏は「消費者も企業も金利上昇のプレッシャーを感じており、貯蓄で経営を賄っている企業もある
【市場の声】豪銀行、リターン向上の余地は限定的か
マッコーリーのアナリストらはオーストラリアの銀行について、現在のリターンはおおむね過去10年平均の中間程度の水準で、向上させる余地は限られていると指摘している。 過去12カ月間で銀行の基礎的利益は減少し、マルチプルは約25~35%拡大しているが、「超低水準の減損費用では向こう数年間の利益回復を支え、マルチプルの上昇を後押しするには至らないだろう」と説明。 こうした理由から、マッコーリーでは銀行は依
【市場の声】IAG、豪損害保険セクターの選好銘柄に
マッコーリーはオーストラリアの損害保険セクターの選好銘柄として、インシュアランス・オーストラリア・グループ(IAG)を挙げた。 IAGの投資判断を「アウトパフォーム」に据え置く一方、同業のサンコープ・グループの投資判断は「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に引き下げた。 マッコーリーはIAGについて、株価収益率(PER)がより魅力的で、8月に資本管理が実施される可能性があると指摘。また、新たな
【市場の声】豪プライベートクレジット拡大、銀行に脅威もたらすか=シティ
シティのアナリストはリポートで、オーストラリアでのプライベートクレジットの拡大は、金融システムにおける構造的変化の兆しである可能性があると述べた。 オーストラリアの銀行システムにおけるリスク選好の低下は海外と同様、特に商業用不動産の分野で、プライベートクレジットの好機を生み出す可能性があるという。 「商業融資の分野において、競争上の脅威として銀行が注視すべきセクターだと考えている」と述べた。プライ
BHPは従業員のインセンティブを削減し、パフォーマンス目標を達成できませんでした。
BHP(nyse:bhp)は、会計年度のパフォーマンス目標を達成できなかった後、従業員のインセンティブを20%削減することを発表しました。 何が起こった:世界最大の鉱業会社は、25億ドルの罰金を受けました。
【市場の声】豪テルストラ、後払い型プランの料金引き上げへ
バレンジョイのアナリストらはオーストラリアの通信大手テルストラについて、同社がサービスを提供するポストペイド(後払い)型携帯の価格プランを家電大手JBハイファイが引き上げた点に言及。テルストラも2025年6月期には、自社のポストペイド型サービスの料金を引き上げる見通しが高まったと述べた。 アナリストらはJBハイファイが低価格帯と中価格帯のプランに関し、インフレ率を上回る値上げを実施した他、一部は価
【市場の声】豪サンコープ、24年6月期利益率予想を維持
【シドニー】オーストラリアの保険・金融大手サンコープ・グループは2024年6月期の利益率見通しを維持した。25年6月期の再保険プログラムを確定した。 サンコープは5日、24年6月期の基礎利益率が従来見通し(10~12%)の中央付近になると引き続き予想していると述べた。 また、25年6月期の主要な異常災害(カタストロフィ)プログラムにより、3億5000万~67億5000万豪ドルの損失をカバーするだろ
【市場の声】豪CSL、シティが強気の見方に転じる
シティはオーストラリアのバイオ医薬品大手CSLについて、いくつかの悪材料は過ぎ去り、強気の見方に転じるだけの価値を示しているとみている。 有望だった心血管疾患治療薬の臨床試験結果が期待外れに終わったことなどを同社株は乗り越えたとして、アナリストは投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に引き上げた。 また、中期的に競争が激化する環境にもかかわらず利益の2桁の伸びが見込めるとした。 目標株価を9.8%