注文方法
指値
指定した価格、あるいは、より有利な価格で買い/売ります
成行
事前に価格を指定せず、市場価格で買い/売ります
逆指値(指値)
逆指値(指値)とは、通常の指値注文とは反対に、指定した価格まで株価が上昇したら買い、下落したら売る注文方法です。
注文には指値注文を使うので、トリガー価格と指値の両方を指定する必要があります。
例えば、トヨタ自動車の株式を2,500円で逆指値(指値)注文で売る場合、株価がトリガー価格に達したあと、株価が2,500円以上で約定する場合に売り注文を実行します。トリガー価格と逆指値の価格が近すぎると、注文が実行されない可能性があるため注意しましょう。
逆指値(成行)
逆指値(成行)とは、通常の指値注文とは反対に、指定した価格まで株価が上昇したら買って、下落したら売る注文方法です。
注文には成行注文を使うので、トリガー価格だけを指定すれば売買できます。
例えば、トヨタ自動車の株式を2,500円で逆指値(成行)注文で売る場合、株価が2,500円以下となったときに成行で売り注文を実行します。成行注文を利用するため、株価がトリガー価格に達すると確実に注文を実行しますが、値動きによってはトリガー価格よりも不利な価格で約定することに注意しましょう。
トリガー(指値)
トリガー(指値)とは、株価がある価格を下回ったときに買い、上回ったときに売る注文方法です。
注文には指値注文を使うので、トリガー価格と指値の両方を指定する必要があります。
例えば、トヨタ自動車の株式を2,000円でトリガー(指値)注文で買う場合、株価がトリガー価格に達したあと、株価が2,000円以下で約定する場合に買い注文を実行します。トリガー価格と指値の価格が近すぎると、注文が実行されない可能性があるため注意しましょう。
トリガー(成行)
トリガー(成行)とは、株価がある価格を下回ったときに買い、上回ったときに売る注文方法です。
注文には成行注文を使うので、トリガー価格だけを指定すれば売買できます。
例えば、トヨタ自動車の株式を2,000円でトリガー(成行)注文で買う場合、株価が2,000円以下となったときに成行で買い注文を実行します。成行注文を利用するため、株価がトリガー価格に達すると確実に注文を実行しますが、値動きによってはトリガー価格よりも不利な価格で約定することに注意しましょう。
トレールストップ(指値)
トレールストップ(指値)とは、株価がトリガー価格に達したときに、指定した値幅だけ逆行したら決済する注文方法です。
注文には指値注文を使うので、トリガー価格、価格差、決済する値幅の3つを指定する必要があります。
例えば、トヨタ自動車の株式をトリガー価格3,000円、値幅100円でトレールストップ(指値)で売り注文した場合、株価が3,000円に達したあとは、株価がピークから100円以上下落したときに指値で決済します。指定した価格差以上では決済しないため、大きな値動きが生じたり、価格差が小さすぎると注文が実行されない可能性があるため注意しましょう。
トレールストップ(成行)
トレールストップ(成行)とは、株価がトリガー価格に達したときに、指定した値幅だけ逆行したら決済する注文方法です。
注文には成行注文を使うので、トリガー価格と決済する値幅だけを指定すれば売買できます。
例えば、トヨタ自動車の株式をトリガー価格3,000円、値幅100円でトレールストップ(成行)で売り注文した場合、株価が3,000円に達したあとは、株価がピークから100円以上下落したときに成行で決済します。成行注文を利用するため、株価が指定した値幅に達すると確実に注文を実行しますが、値動きによっては指定した値幅よりも不利な価格で約定することに注意しましょう。
トリガー回数設定
トリガー回数設定とは、条件付き注文を出す際に、指定したトリガー価格と「その価格に達する回数」を設定できる機能です。この機能では、1分間のうちに指定したトリガー価格に達した回数が基準となります。
トリガー回数は1回から3回まで設定可能であり、1分間のうちに設定した回数、トリガー価格に到達した場合、1番最後の価格で発注します。注文の発注条件は、「指定したトリガー価格に、1分間のうちに設定した回数達すること」です。
条件付き注文には、逆指値注文(指値)、逆指値注文(成行)、トリガー(指値)、トレールストップ(指値)、トレールストップ(成行)注文があります。
トリガー回数設定活用シーン
短期間での急激な価格変動時(いわゆる「フェイクの動き」)に、条件付き注文が不利な価格で実行されるのを防ぎます。フェイクの動きとは、一時的な大量注文や特定の市場要因によって引き起こされる価格の急上昇や急落を指します。こうした動きは短期間で収束する場合が多く、実際のトレンドとは異なるため、トリガー設定を活用することで意図しない発注を避けることができます。
ご注意
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デフォルトのトリガー回数は1回です。トリガー価格に1回到達した場合、ただちに発注されます。
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出来高の少ない銘柄にトリガー回数を多く設定すると、注文が発注条件を満たさない可能性があります。
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設定した条件の有効期間は、指定された取引期間内に限定されます。
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システムは、指定された取引時間中、常にリアルタイムで相場を監視し、1分間のうちに設定した条件(価格と回数)を満たした場合に、ただちに注文は発注されます。
たとえば、注文画面の有効期限で3営業日を設定した場合、システムはその3営業日の取引時間中に条件を監視します。3営業日中の取引時間内のいずれかの1分間で発注条件を満たすタイミングがあれば、システムが自動的に発注を行います。