戦略は少なくとも1つのトリガーシンボルがあり、「スタート」ブロックをクリックすると、右側のプロパティでそれを確認できます。
注意:ここの「トリガーシンボル1」は特定の銘柄を指すことではありません。バックテストまたは本番取引を実行するとき、実際の銘柄を選択できます。
「バックテスト」または「本番取引」をクリックすると、パラメータ設定ウィンドウで「トリガーシンボル1」を実際の銘柄に指定できます。
トリガーシンボルの1つ重要な役割は、戦略の実行・循環を促すことです。このため、実行の頻度を設定する必要があります。
例えば、戦略の実行条件を「アップル(AAPL.US)ティックごとに1回実行」に設定します。これは、アップルは約定するたびに、戦略が1回実行されることを示します。そして、戦略の実行内容は、MACDがゴールデンクロスである場合、5000売買単位の買注文を発注することです。
戦略は終了した後、一旦停止します。アップルがまた約定すると、戦略はもう一度実行されます。
戦略を作成するとき、キャンバスに複数のトリガーシンボルを設定することができます。
そして、バックテストまたは本番取引において、複数のトリガーシンボルグループを追加することもできます。
複数のトリガーシンボルと複数のトリガーシンボルグループの違いは、下記の通りです。
初心者ミッション戦略を例に、「スタート」にはトリガーシンボルが2つ設定されます。
バックテストのパラメータ設定ウィンドウに、その2つのトリガーシンボルがそれぞれ「阿里巴巴集団(09988.HK)」と「テンセント(00700.HK)」に設定されます。
この設定により、「阿里巴巴集団(09988.HK)」と「テンセント(00700.HK)」のどちらが約定しても、初心者ミッション戦略が実行されます。
また、この2つのトリガーシンボルが戦略の実行を促す条件は一致です。どちらの約定が戦略の実行を促しても、初心者ミッション戦略の判断ロジックは変えません。すなわち、「阿里巴巴集団(09988.HK)」のMACDをトリガー条件にして、「テンセント(00700.HK)」の買注文を発注することです。
上記の例を通して、1つのトリガーシンボルグループにある複数のトリガーシンボルの役割をご紹介します。
初心者ミッション戦略にもう一つのトリガーシンボルグループを追加し、その2つのトリガーシンボルをそれぞれ「アップル(AAPL.US)」と「グッグル(GOOG.US)」に設定する場合、戦略は以下のとおり実行されます。
複数のトリガーシンボルグループを設定する場合は、初心者ミッション戦略のほか、「初心者ミッション戦略―コピー」を追加することになります。
「阿里巴巴集団(09988.HK)」と「テンセント(00700.HK)」の約定は、「初心者ミッション戦略」の実行を促します。一方、「アップル(AAPL.US)」と「グッグル(GOOG.US)」の約定は、「初心者ミッション戦略―コピー」の実行を促します。
その2つの戦略はそれぞれ実行されますが、同じ口座の資金と株式を同時に利用します。
このため、1つの戦略が口座の買付余力を先に利用する場合、もう一つの戦略は買付余力不足のため、発注できなくなる恐れがあります。
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