戦略実行時の例外処理

戦略実行時、条件ボックスと実行ボックスに例外が発生することがあり、その結果、リクエストが失敗するか、データを取得できなくなることがあります。この記事は、異なる状況に応じて適切な処理方法を選択できるように、これらの例外の処理方法を説明します。

本文を読む前に、まず通常時の戦略実行フレームワークを理解することをお勧めします。詳しくはこちらへ

1. 「スタート」の例外

戦略起動時、「スタート」は1回実行されます。「スタート」に全体変数の割当に失敗する場合や（例：a = 1/0、分母が0にしてはいけません）、相場データの取得に失敗する場合、戦略は初期化に失敗し、起動できません。

2. 条件ボックス、実行ボックスの例外

本番取引とバックテストの設定画面では、次の3つの処理方法を選択できます。

2.1 現在のボックスをスキップし、次のボックスから続行する

この方法では、条件ボックスと実行ボックスは、処理のロジックが少し異なります。

実行ボックス：パス2の「指値決済」まで実行するとき、例外が発生する場合は、現在のボックスをスキップし、「レイヤー建値を復元」から実行し続けます。

条件ボックス：パス2の「利食い条件は満たされていますか」まで実行するとき、例外が発生する場合は、この条件が判断できないため、戦略は現在のボックスをスキップし、パス3の最初のボックスから実行します。

2.2 現在のパスをスキップし、次のパスから続行する

パス2の「利食い条件は満たされていますか」まで実行するとき、例外が発生する場合、戦略は現在のボックスをスキップし、パス3の最初のボックスから実行します。

2.3 今回の実行をスキップし、次回の実行トリガーまで再実行する

パス2の「利食い条件は満たされていますか」まで実行するとき、例外が発生する場合、戦略は現在のボックスと、今回まだ実行されないボックスをすべてスキップします。次回の実行トリガーが出現すると、戦略はパス1の最初のボックスから実行します。

3. 注意

「割り当て」ボックス

「割り当て」まで実行するとき、例外が発生して割り当てに失敗した場合、全体変数がクリアされるのではなく、割り当てる前の値を保持します（例：a=ローソク足高値、リクエストに失敗した場合、aは前の値を保持します）。