米商務省が発表する6月小売売上高、前月比で横ばい、予想が0.30%下落、前期が0.30%上昇。
自動車を除いた6月の米コア小売売上高は前月比前月比0.4%増、市場予想が0.1%増。
自動車・部品販売が最大の不振要因
商務省が追跡調査している13の小売カテゴリーに分類すると、6月の小売売上高増加の最大の原動力となったのはオンライン小売業者であった一方、自動車および部品ディーラーの売上高は大幅に減少した。
非季節調整値ベースでは、6月の小売売上高は前年同月比0.2%増となり、自動車販売が最大の減少要因となった。
データ発表後、ドルインデックスは一時13ポイント以上上昇し、現在104.4。
米国株式先物は、短期的に少し変動し、米国10年債利回りは、短期的に引き上げ、現在4.169%。
短期的にスポット金の変動は大きくなく、現在2443.33ドル/オンスである。
米国内で販売されている小売業・サービス業の売上高を集計したもの。米国の個人消費の動向を表している。米国は個人消費がGDPの約7割を占めており、他の先進国より高い傾向にある。その為、個人消費の動向が景気全体に与える影響も大きいため、注目度の高い指標となっている。全体に占める売上高の割合が最も大きい「自動車及び同部品」部門は、販売店のセールなど景気と直接の関係がない要因による月ごとのブレが大きいこともあり、自動車を除いたコア部分の注目度が高い。
moomooニュース ー Zeber
出所:investing、MINKABU