流入減少に伴い、ビットコインETFに対する市場の熱狂が冷め、ビットコインは昨年12月以来初めて4万ドルを下回った。
ニューヨーク時間の月曜日午後2時42分時点で、ビットコインは一時5.3％下落し、39556ドルに低下した。これは12月4日以来の最低水準である。規模の小さなイーサリアムとソラナはそれぞれ6.7％と9.3％下落した。
昨年、160％近く上昇したビットコインの牛市の後、デジタルトークンは今後も主に下落傾向にある。前回の上昇は、米国証券取引委員会（SEC）がビットコイン現物ETFを承認するとの期待に大きく関連していた。SECは1月10日に11の企業のビットコインETF申請を承認した。ニュースの売り手によるトレードの影響を受け、ビットコインはSECが決定を発表した後、一部の上昇を取り戻し始めた。
これに対し、全世界の株式市場は月曜日に上昇した。ヨーロッパのストックス指数は0.7％上昇し、ナスダック100指数は0.2％上昇し、アメリカの経済が強いとの楽観的な見方が、4四半期のGDPデータが公表される前でも市場に広がっている。
「新しいETFへの資金流入がまだ収まっておらず、投機的な売買者が公表前に持っていたポジションを利益確定したため、すべてのデジタル資産のパフォーマンスが低調だ」、デジタルアセットデリバティブ流動性プロバイダOrbit MarketsのCEOであるCaroline Mauronは述べた。「4万ドルは重要な心理の関門かもしれないが、この水準を下回ったことが一連のポジション決済を引き起こすとは思われない。次の支持線はおそらく38,000ドル前後にあると予想される。」