$三菱UFJフィナンシャル・グループ (8306.JP)$が2月5日大引け後(16:00)に24年Q3(4-12月)連結決算を発表。直近3ヵ月の実績である10-12月期の連結経常利益は前年同期比2.0倍の5219億円に急拡大した。
●経常収益は前年同期比25.2%増の8.5兆円。
●経常利益は前年同期比112.3%増の1.8兆円。
●純利益は前年同期比278.2%増の1.29兆円。
●1株当たり純利益は108.04円。
会社からのキーメッセージ
・2023年度第3四半期累計の業務純益は15,202億円(前同比+1,387億円)。稼ぐ力向上のモメンタムは継続、顧客部門の営業純益はMUBの売却影響を打ち返し、前同比+2,900億円
・親会社株主四半期純利益は、業務純益の増益に加え、Morgan Stanleyの持分法適用 決算期変更や円安の影響等もあり、12,979億円。第3四半期累計としては過去最高益
・2023年度通期目標の親会社株主純利益13,000億円とROE7.5%の超過達成を目指す
10-12月純利益は3.3倍の3706億円
23年10-12月期(第3四半期)の連結純利益は、前年同期比3.3倍の3706億円だった。国内外で貸し出し業務が好調だったほか、国債・金利取引などの市場部門でも収益を伸ばした。円安による海外事業の利益拡大も寄与した。4-12月期累計の純利益は同3.8倍の1兆2979億円となり、9カ月ベースの最高を更新した。通期計画1兆3000億円に対する進捗率は99.8%に達した。
あおぞら銀行が15年ぶりの赤字に転落する込みとなるなど、米商業用不動産の市況悪化が国内外の銀行の収益に影響を与えているが、MUFG広報担当者は残高はあまりなく、今のところ与信費用として積み増す予定はないとしている。
出所:moomoo、三菱UFJフィナンシャル・グループIR、Bloomberg
ーmoomooニュースSherry