ビットコインマイナーのマラソンデジタルホールディングスは、2023年度第4四半期および通期の財務業績を公表しました。
証券情報アプリによると、Marathon Digital(MARA.US)は、水曜日のアフターマーケットで、2023年度第4四半期および通期の財務業績を公表しました。財務諸表によると、マラソンデジタルの第4四半期の収益は1億5700万ドルで、前年比452%増、アナリストの平均予想の1億4400万ドルを上回りました。当期純利益は1億5200万ドルで、前年同期の純損失39億200万ドルを上回りました。1株当たりの希薄化調整後利益（EPS）は0.66ドルで、市場予想の0.04ドルを上回り、前年同期の1株当たり損失3.13ドルを上回りました。
2023年度の年間売上高は、前年比229%増の3億8800万ドルで、売上高の増加は、ビットコインの産出量の増加に加え、平均価格の上昇も原因の1つです。当期純利益は2億6100万ドルで、前年同期の純損失69億400万ドルを上回りました。1株当たりの希薄化調整後利益（EPS）は1.06ドルで、前年同期の1株当たり損失6.12ドルを上回りました。
Marathon Digitalは第4四半期に4,242ビットコインを生産し、前年同期比172%増となり、年間生産量は12,852ビットコインに達し、前年同期比210%増となり、過去最高を記録しました。同社は2023年に自社で生産した74%のビットコインを販売して運営コストを資金調達しました。2023年末時点の同社の資産負債表には、15,126ビットコインが含まれています。
Marathon Digitalの2023年のアクティブハッシュ率は24.7 EH/sで、前年比253%増となりました。同社の最高経営責任者であるFred Thiel氏は、「2023年は当社の新記録を達成した年であり、この期間中に当社は主な目標を達成し、以前に購入した採掘機を稼働させ、業績を最適化しました。」と述べています。
今後の展望について、Marathon Digitalは、2024年にアクティブハッシュ率を35〜37EH/sに、2025年に50EH/sに引き上げる計画であると発表しています。Fred Thiel氏は、「現在、Marathon Digitalは北米最大のビットコインマイナーの1つであると自負しています。財務、運営、技術の面で、この業界のペースを設定していると信じています。」と述べています。
特筆すべきは、Marathon Digitalが財務諸表を公表する前に、投資銀行ジェフリーズファイナンシャルグループが、去年第4四半期にビットコイン価格が上昇したため、同社の財務諸表が堅調に推移すると予想していたことです。ジェフリーズのアナリストであるJonathan Petersen氏は、「ビットコインの最近の反発と取引手数料の上昇により、同社の第4四半期の業績が大幅に改善する可能性があります。同社が自己保有型のマイニングに戻り、より多くのビットコインマイニングマシンを購入する計画についても注目しています。」と述べています。