米連邦準備理事会(FRB)は3月20日開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を現行の5.25~5.50%に据え置いた。
同時に公表したFOMCの金利見通し(ドット・プロット)では、FOMCメンバーによる2024年末の政策金利見通し(中央値)が4.50~4.75%と、現行水準である5.25~5.50%より75bp低い。これは、FRBが年内3回の25bp利下げすることを意味する。
物価や雇用の指標は23年12月から市場予想を上回る強さを示し続けている。FOMCメンバーは今回、24年末時点での米個人消費支出(PCE)物価指数の見通しについて、エネルギーと食品を除くベースでの上昇率を前回の2.4%から2.6%に上方修正した。