5月14日、バンク・オブ・アメリカはリサーチレポートを発表し、FUTUの24Q1の顧客成長を楽観視し、目標価格を62.80ドルから81.00ドルに引き上げた。
バンク・オブ・アメリカが指摘したハイライトは以下の通り。
バンク・オブ・アメリカは、市場全体のセンチメントの改善とマレーシアにおける好調な立ち上げに牽引され、FUTUの24Q1の新規有料顧客数は大幅に増加すると予想。(バンカメは13万6,000人増加すると予想、Visible Alphaのコンセンサスは8万4,000人)。
バンク・オブ・アメリカは、FUTUの24Q1の売上高が26億香港ドル(前期比9%増)、GAAPベースの純利益が10億香港ドル(前期比15%増)になると予想、Visible Alphaのコンセンサスとほぼ一致。
バンク・オブ・アメリカは、堅調な顧客成長、中国のマクロ回復、市場心理の改善を背景に、FUTUの2024-2026E業績を1-3%引き上げ、2024E目標PER倍率を14.0倍から17.5倍に引き上げ、目標株価を62.80ドルから29%高の81.00ドルに引き上げた。市場心理の改善、海外市場や新製品の有望な展開に基づき、FUTUの買いレーティングを維持する。
主な注目すべきところ:1) 24Q2の運営:最近の香港市場とADRの回復により、取引はより活発になるか。FUTUの売上高は米国市場と香港市場のどちらに影響されやすいか。2) グローバル化:新しい海外市場の成長見通しは?新市場の顧客プロフィールは?日本における大規模なマーケティング・キャンペーンはどうなっているか?
上振れリスク:予想以上の資本市場環境、予想以下の競争激化、予想以上の顧客増加。
下振れリスク:予想以上の規制強化、米国・香港市場の大幅な調整、競争の激化。