■今後の見通し
2. 長期戦略
シンバイオ製薬<4582>は長期目標として、グローバル・スペシャリティファーマとして成長を目指し、2030年に国内と海外の売上比率をそれぞれ50%にしたい考えだ。国内については「トレアキシン(R)」のほか、今後導入する新規品目並びにBCVの上市により売上を拡大し、海外についてはBCVで少なくとも2品目を上市することで売上を拡大する戦略だ。
BCVのプラットフォーム展開として、当面は移植後のウイルス感染症やウイルス感染による腫瘍などを対象とした開発・上市を目指すことになるが、2030年以降は市場規模の大きい脳神経変性疾患領域の上市も視野に入ってくる。BCVの開発を進めるにあたって、最適な用量・用法をAdV感染症の臨床試験において確認できたことは、他のパイプラインの臨床開発やパートナー交渉を進めるうえで、大きなアドバンテージになったと弊社では評価している。今後、各パイプラインの臨床開発が順調に進展すれば、BCVがブロックバスターとなる可能性も高まることになり、現在80億円台に留まっている同社の企業価値(時価総額)も向上するものと期待される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
■未来展望
2. 长期战略
以全球精品制药企业为长期目标,新药目录和BCV的上市将带动国内与境外销售占比各达50%,这是信达生物的愿景。在国内市场,基于“特立沙星(R)”将推出新药目录,并通过BCV的上市来拓展销售份额;在境外市场,我们将通过至少推出两款BCV来拓展销售份额。
BCV的平台将首先瞄准移植后病毒感染和病毒感染引起的肿瘤等领域,并在2030年后考虑在脑神经变性疾病领域推出上市。针对BCV的开发,信达生物在AdV感染症的临床试验中确认了最佳剂量和用法,这对于其他管线的临床开发和合作伙伴谈判都将是重大优势。未来,如果各管线的临床开发顺利,BCV有望成为重要的区块链,公司价值(流通值)目前仍保持在约80亿日元,有望上升。
(撰写:FISCO客座分析师佐藤让)