■会社概要
3. 強み
早稲田アカデミー<4718>では教育理念として「本気でやる子を育てる」を掲げており、提供価値として「本来価値」と「本質価値」の両方を提供していくことで差別化を図っている。「本来価値」とは、顧客の最終目標である成績向上や志望校への合格であり、質の高い授業サービスを提供し続けることで達成していく学習塾の普遍的な価値でもある。一方の「本質価値」とは、社会人になっても豊かな人生を送る礎となる姿勢や能力を育むことを意味しており、具体的には本気で真剣に取り組む姿勢やチャレンジ精神、問題を発見し解決する力や困難を乗り越えやり抜く力などを育むことを意味している。
同社はこの「本来価値」と「本質価値」の提供に取り組んできた結果、首都圏において私立の難関中学や難関高校に毎年、業界トップクラスの合格者数を輩出する進学塾としてのポジションを確立した。難関校に毎年多くの合格者を輩出できているのは、質の高いカリキュラムや教材を開発・提供するだけでなく、合格に直結する指導法を教師に習得させるための教育研修システムの改善にも継続的に取り組んできたことが挙げられる。また、コロナ禍以降では、「早稲アカDUAL」や「早稲田アカデミーOnline」などICTを積極的に活用し、顧客に対して利便性や学習効率の向上を促すサービスを業界に先駆けて提供してきたことも合格実績の向上につながっていると見られ、同社の強みとなっている。そのほか、塾生たちのやる気を引き出し学習意欲を高めるための「学習する空間づくり」や、互いに競い合い切磋琢磨する学習環境を提供していること、さらには「志望校への合格」という共通目標を全社一丸となって達成していくため、教師だけでなく事務職も含めたインセンティブの設定、人事評価制度を導入していることも高い合格実績を維持し続ける要因になっていると考えられる。
4. 主要株主と提携状況
同社の主要株主を見ると、2024年3月末時点の筆頭株主はナガセで持株比率は18.49%、第2位に英進館(株)9.62%、第5位に明光ネットワークジャパン5.00%、第8位に学研ホールディングス<9470>2.76%と同業他社が上位に名を連ねている。
このうちナガセとは、ナガセの子会社で中学受験指導の草分け的存在である(株)四谷大塚と1997年に提携塾契約を締結している。提携内容は、小学部で使用する教材類を四谷大塚から購入し、カリキュラムも準拠して指導すること、並びに四谷大塚の実施する公認テスト会場として同社が代行的な業務を行うことができることなどが定められている。また、2023年11月にはナガセが運営する東進衛星予備校に加盟した。
第2位株主の英進館は九州を地盤とする進学塾で、慶應義塾女子高校やラ・サール高校の入試対策用特別講座及び夏期合宿、講師研修などの共同開催を行うなど事業面で協業関係にある。また、第5位株主の明光ネットワークジャパンとは、個別指導塾「早稲田アカデミー個別指導館」の共同開発を目的に資本業務提携を締結していたが、2021年11月に提携関係を解消した。ただし、明光ネットワークジャパンは同社株式を継続して保有する意向である。第8位の学研ホールディングスについては、グループ会社と海外での早稲田アカデミーブランドによる学習塾事業に関する業務提携契約を締結している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
■公司資料
3.優勢
早稻田學院<4718>將“培養認真的學生”作爲其教育理念,並通過提供“真正的價值”和“本質的價值”來實現差異化。 “真正的價值”是指提高顧客成績和考入志願學校作爲最終目標,並通過提供高質量的課程服務來實現學習補習班的普遍價值。 另一方面,“本質價值”意味着培養社會人的素質和能力,從而成爲豐富人生的基礎。 具體來說,指培養認真的態度、挑戰精神、發現問題並解決問題的能力以及克服困難並堅持下去的力量等方面的能力。
該公司通過爲顧客提供“真正的價值”和“本質的價值”來確立了在首都圈擁有進入私立難中難高的學生人數爲行業領先地位的補習班。 學習補習班在不僅開發和提供高質量的課程和教材,還爲教師提供直接影響合格的教學方法進行教育培訓系統的改進作出了不斷的努力,從而每年都能培養出大量進入高難度學校的合格者。 此外,在新冠疫情之後,“Waseda Aca Dual”和“Waseda Academy Online”等積極利用信息技術的服務先於業界提供並提高了顧客的便利性和學習效率,這也是公司的強項之一。 此外,公司還提供了“營造學習空間”以激發學生的積極性和提高其學習興趣,併爲他們提供相互競爭和探討的學習環境。 此外,爲了全社一心地實現“考上有志願學校”的共同目標,他們還推行了包括教師和行政職員在內的激勵措施和人事評價制度,這也是公司能夠保持高水平考試成績的一個原因。
4.主要股東和合作狀況
該公司的主要股東於2024年3月末爲NAGASE,持股比例爲18.49%,英進館(株)爲第2名,持股比例爲9.62%,明光網絡日本爲第5名,持股比例爲5.00%,學習控股<9470>爲第8名,持股比例爲2.76%,同業競爭對手上榜。
其中,NAGASE與其子公司四谷大塚於1997年簽署了合作補習班協議,四谷大塚爲小學部提供教材,並在課程上提供指導,該公司作爲認可考試的測試場地代表。另外,NAGASE已加入由運營東進衛星補習班的大宅聯盟。
第2大股東英進館是在九州擁有基礎地位的學習補習班,在業務方面與早稻田女子高中和拉薩爾中學的入學考試對策共同舉辦夏季特別課程和講師培訓等合作關係。 此外,明光網絡(日本)作爲第5名股東,已簽訂了資本業務合作協議,旨在共同開發個別補習班“Waseda Academy Individual Instruction Hall”,但在2021年11月解除了合作關係。 但是,明光網絡日本仍有意繼續持有該公司的股票。學習控股(第8名)已與早稻田學院品牌一起在海外簽署了關於學習補習班業務的業務履行協議。
(撰寫:FISCO客座分析師佐藤讓)