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更新-【指標速報】米5月小売売上高は総合、コアともに市場予想を下回る

Moomoo News ·  Jun 18 20:32

米商務省が発表する5月の米小売売上高は総じてさえなく、また前回値もマイナスに下方修正された。小売売上高は2、3月と力強い伸びを示していたが、ここへきて著しい減速となった。

5月の米小売売上高前月比0.1%増市場予想の0.3%増を下回り、前期の0.2%減を上回った(前期が0%から0.2%減に下方修正)。家計の苦境が深まっている可能性を示唆した。「小売売上高の内訳を見ると、5月のガソリン価格の下落により、ガソリンスタンドが主な下落要因だ」とシュワブ・センター・フォー・ファイナンシャル・リサーチのキャシー・ジョーンズ氏。

変動の激しい自動車を除くコア小売売上高前月比0.1%減市場予想の0.2%増を下回り、前期が0.2%増から0.1%減に下方修正。予想外に2カ月連続のマイナスに落ち込んだ。

「5月の小売売上高は予想を少し下回り、4月の数字も少し下方修正された。小売売上高の低調な数字は、おそらくFRBが望んでいるものと一致している。この軟調さは、高金利が需要を減退させていることを示しているが、決して行き過ぎではない」と、バンクレートのシニア・インダストリー・アナリスト、Ted Rossman氏。

国内総生産(GDP)の算出に用いられる自動車、建材、給油、食品を除いたコントロールグループは前月比0.4%増と、前月比マイナスからプラスに改善も伸びは予想を下回った

個人消費は経済活動全体の約3分の2を占めているため、景気が下振れすれば成長の後退を示唆すると同時に、FRBが利下げに踏み切る可能性もある。市場予想では、今年2回の利下げが行われると見られているが、先週開催されたFOMCでは、利下げは1回のみとなる可能性が示唆された。CMEグループのFedWatchによると、小売売上高を受けて、Fedファンド先物市場のトレーダーはFRBが利下げに踏み切るとの見方を強め、今年3回の利下げの可能性を約23%と予想している。

13項目のうち5つで減少。ガソリン価格が下落したほか、家具販売店はメモリアルデーの祝日に合わせて値引きを行った。ガソリン価格の下落がガソリンスタンドの売上に打撃を与え、前月比2.2%減となった。スポーツ用品店・楽器・書店は前月比2.8%増となり、若干相殺された。オンラインショップは0.8%増、バー・レストランは0.4%減、家具・家庭用品店は1.1%減となった。

予想より弱い米5月小売売上高を受け、米10年债利回りが一時4.24%台まで急落。為替市場はドル安の反応が見られた。

米国内で販売されている小売業・サービス業の売上高を集計したもの。米国の個人消費の動向を表している。米国は個人消費がGDPの約7割を占めており、他の先進国より高い傾向にある。その為、個人消費の動向が景気全体に与える影響も大きいため、注目度の高い指標となっている。全体に占める売上高の割合が最も大きい「自動車及び同部品」部門は、販売店のセールなど景気と直接の関係がない要因による月ごとのブレが大きいこともあり、自動車を除いたコア部分の注目度が高い。

moomooニュース ーSherry
この記事は一部に自動翻訳を利用しています
出所:Bloomberg、CNBC

Disclaimer: This content is for informational and educational purposes only and does not constitute a recommendation or endorsement of any specific investment or investment strategy. Read more
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