■今後の見通し
天昇電気工業<6776>の2025年3月期の連結業績は、売上高30,000百万円(前期比11.5%増)、営業利益1,400百万円(同31.7%増)、経常利益1,400百万円(同5.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益900百万円(同5.2%減)と予想している。
依然としてロシア・ウクライナ情勢や米中の覇権争いの影響など不透明要因が多いものの、自動車生産はさらに回復すると予想していること、米国子会社におけるメキシコ第二工場の稼働がさらに上昇することなどから、営業利益は大幅増を見込んでいる。経常利益については、為替差益等を見込んでいないことから増益幅は小さくなる。親会社株主に帰属する当期純利益は、前期に発生した補償金や補助金などが剥落することから減益を予想している。
設備投資額は2,500百万円前後の予定で、通常の水準に戻る。主な投資内容は、通常の金型や成型機に加えて、今後拡大を計画している塗装関連となっている。正確な減価償却費の見込みは開示されていないが、2,000~2,300百万円になるようだ。仮に減価償却費が2,200百万円とすると、償却前営業利益は3,600百万円(前期比9.3%増)となる見込みである。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
■未来展望
天昌电气工业(6776)截至2025/3财年的合并财务业绩预计为3亿日元(较上一财年增长11.5%),营业收入为14亿日元(较同期增长31.7%),普通收入为1.4亿日元(较同期增长5.8%),归属于母公司股东的净收益为9亿日元(较同期下降5.2%)。
尽管仍有许多不确定因素,例如俄罗斯-乌克兰局势以及中美霸权之战的影响,但由于汽车产量有望进一步恢复,美国子公司的墨西哥第二工厂的运营将进一步增加,预计营业利润将大幅增加。至于普通收入,由于汇兑收益等不是预期的,因此利润的增长范围将很小。由于上一财年产生的薪酬、补贴等折旧,归属于母公司股东的净收益预计将下降。
资本投资额预计约为25亿日元,并将恢复到正常水平。除了普通的模具和成型机外,主要的投资细节与涂装有关,计划在未来扩大。确切的折旧估计尚未披露,但可能为2,000至23亿日元。如果折旧和摊销费用为22亿日元,则摊销前的营业收入预计为3.6亿日元(较上一财年增长9.3%)。
(由FISCO客座分析师寺岛升撰写)