■会社概要
1. 沿革と事業領域
システム ディ<3804>は1984年の創業以来、業種・業務特化型の業務支援ソフトウェアの開発・販売を手掛けてきた。情報化に立ち遅れていた私立学校法人向けの業務支援ソフトウェアの開発・販売からスタートし、2001年に事業買収を通じてフィットネスクラブ向けソフトウェアへ進出するなど、その後は事業領域を徐々に拡大しながら成長を遂げてきた。現在は子会社も含めて6つの業種・業務を対象にパッケージソフトの開発・販売、並びにクラウドサービスの提供を行っており、それぞれを事業部門としている。
業種特化型ソフトウェアでは、学園ソリューション(国公立大学及び私立学校法人(大学・高校・専門学校)向け)、ウェルネスソリューション(フィットネスクラブ・スポーツ施設及びテーマパーク・文化施設向け)、公教育ソリューション(公立の小・中・高校向け)、公会計ソリューション(地方自治体及び関連公共団体向け)、薬局ソリューション(調剤薬局向け)の5業種について業務支援ソフトウェアの販売またはクラウドサービスを提供している。また、業務特化型ソフトウェアとして、コンプライアンス業務支援の規程管理システム、契約書・マニュアルの作成・管理システム等を開発・販売するソフトエンジニアリング(民間企業や金融機関、公益法人及び学校法人等向け)がある。子会社の(株)シンクが手掛ける薬局ソリューションを除く5つの分野において、業界トップクラスのシェアを獲得している。
2024年10月期第2四半期累計の事業部門別売上構成比を見ると、学園ソリューション事業が29.7%、公教育ソリューション事業が33.1%となっており、教育分野で全体の6割強と過半を占めているのが特徴だ。そのほか、ウェルネスソリューション事業が15.0%、公会計ソリューション事業が11.2%と続く。ソフトエンジニアリング事業は6.5%と小さいが、ニッチ領域で競合が少なく、追加機能の開発にかかる費用や問い合わせ等も少ないため利益率は6事業のなかで最も高い。薬局ソリューション事業・他の売上構成比は4.5%と小さいが、大阪府下の小規模薬局を主たる顧客として安定した事業基盤を確立している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
■公司资料
1. 发展历程及业务领域
自1984年成立以来,System D<3804>一直致力于开发和销售行业和业务专业化软件的支持。公司从开发和销售面向私立学校法人的业务支持软件开始,开始走向发展之路。并在2001年通过方式收购进入健身俱乐部软件领域等,公司随着业务领域的逐步拓展得以成长。目前,公司包括子公司在内,针对6个行业或业务进行软件包开发和销售以及云服务提供,并将每个行业或业务作为业务部门。
System D<3804>在业务专业化软件领域,销售或提供云服务的业务支持软件与5个业务领域包括:学院解决方案(面向国立大学及私立学校法人(大学、高中、专门学校))、健康解决方案(面向运动俱乐部、运动场馆和主题公园、文化设施)、公共教育解决方案(面向公立小、中、高中)、公共财务解决方案(面向地方自治体及相关公共团体)和药房解决方案(面向调剂药房)。此外,还有以法规管理系统的合规业务支援为主的、契约书和手册制作和管理系统的开发和销售、面向银行、金融机构、公共法人和学校法人等的软件工程企业。其中,除(株)think经营的药房解决方案业务外,在其他5个领域,获得了业界最高的市场份额。
2024年10月第二季度累计业务部门销售构成比查看,学院解决方案业务29.7%,公共教育解决方案业务33.1%,在教育领域占到整体的60%以上,这是特点。其他方面,健康解决方案业务占15.0%,公共财务解决方案业务占11.2%。虽然软件工程企业业务规模较小(占6个业务领域的6.5%),但是由于是利基领域,竞争对手较少,并且开发附加功能所需的费用和询问也较少,因此利润率在6种业务中最高。药房解决方案业务和其他销售构成比约为4.5%,规模较小,但在大阪府内主要以小型药房为主要客户,并已建立起稳定的业务基础。
(撰写:FISCO客座分析师佐藤让)