Finatextホールディングス<4419>は、証券・保険ビジネス向けクラウド基幹システムの提供及びデータ解析・サービス開発支援を行う。
金融インフラストラクチャ事業、フィンテックソリューション事業、ビッグデータ解析事業の3つの事業を展開している。前期実績で売上高の55%を占める金融インフラストラクチャ事業は、金融サービスを運営するのに必要となる複雑な基幹システムを、クラウド上でSaaS型のシステムとして顧客に提供する。証券インフラストラクチャ「BaaS」上では、セブン銀行をパートナーとする「コレカブ」やニッセイアセットマネジメントをパートナーとする「Nダイレクト」等、12のサービスが稼働。保険インフラストラクチャ「Inspire」は、あいおいニッセイ同和損害保険やエポス少額短期保険等、9社が利用している。同21%を占めるフィンテックソリューション事業は金融機関向けにDX(デジタルトランスフォーメーション)及びデジタルマーケティングの支援を行い、同24%を占めるビッグデータ解析事業はビッグデータを保有する企業のデータ利活用の促進を支援している。
24年3月期の売上高は前期比40.7%増の5,375百万円、営業損益は204百万円の黒字で着地した。上場後3期連続の成長率40%超を実現し、上場後初の黒字化を達成。金融インフラストラクチャの証券で3件の新規パートナーを獲得したのに加え、初の既存金融機関のシステム移管案件をリリースした。また、ビッグデータ解析では、データライセンスでAlternaDataが継続して顧客数を拡大、データ解析支援では生成AI関連プロジェクトを複数獲得した。25年3月期の売上高は同41.9%増の7,627百万円、営業利益は同3.3倍の686百万円と増収増益見通しとなっている。
同社は、継続性のある収益であるストック収益と従量課金収益が売上高全体に対して合計で約52%を占めている。また、競合が存在せず、既に大手企業との取引を実施し、業績は右肩上がりの成長を見せている。引き続き売上高の6割程度を占める金融インフラストラクチャにおいて新規パートナー獲得によるシェア拡大が重要となってくる。これまでは新規参入時のシステム導入が中心であったが、今後は既存システムからの移管案件の獲得にも注力することで、想定される顧客層は185社程度に増加するため新規パートナーの獲得も底堅く推移しそうだ。中期的には、既存パートナーからのストック収益や従量課金収益を増加するため、全体業績も2桁成長を容易に想定できそうで、引き続き同社の動向に注目しておきたい。
Finatext Holdings <4419>提供證券和保險業務的雲核心系統以及數據分析和服務開發支持。
Finatext Holdings營運三個業務——金融基礎設施業務、金融科技解決方案業務、大數據分析業務。佔銷售收入55%的金融基礎設施業務,在雲上以SaaS模式向客戶提供了複雜的核心繫統,以運營金融服務所必需。在證券基礎設施“BaaS”上,有12種服務,如與Seven Bank合作的“Korekabu”和與Nissay Asset Management合作的“N Direct”等正在運營。在保險基礎設施“Inspire”上,有九家公司使用,包括AiOi Nissay Dowa火災保險和Epos短期小額保險等。佔營收的21%爲金融科技解決方案業務,爲金融機構提供數字轉型和數字市場營銷的支持。佔營收的24%的大數據分析業務支持擁有大數據企業的數據利用促進。
24年3月期銷售收入爲5,375百萬日元,同比增長40.7%,經營利潤爲204百萬日元,盈利了。上市後連續三個期超過40%地實現了增長,並首次實現了盈利。除了在證券領域獲得了3個新合作伙伴之外,還發布了最初的現有金融機構的系統移交案例。在大數據分析方面,通過數據許可證,AlternaData繼續擴大其客戶群,在數據分析支持方面,獲得了多個生成AI相關項目。25年3月期銷售收入有望增長約41.9%至7,627百萬日元,營業利潤有望增長3.3倍至686百萬日元。
該公司的股票收入和按量計費收入佔據了總銷售額約52%的持續收入。此外,競爭對手數量較少,已經與大型企業進行了交易,業績呈現出上升趨勢。在未來,擴大份額至金融基礎設施將繼續成爲重要的任務,這將佔據約60%的銷售收入。過去中新參加者主要進行系統引進,但今後將專注於獲取現有系統的移交案例,預計顧客爲大約185家公司,因此新的合作伙伴獲得底部的推移看起來合適。在中期內,爲了增加現有合作伙伴的股票收入和按量計費收入,整體業績也可能容易地實現兩位數增長,因此我們將繼續關注該公司的動向。