日経平均は大幅反落。前日比1007.58円安(-2.58%)の38094.24円(出来高概算14億2000万株)で前場の取引を終えている。
7月31日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は99.46ドル高(+0.24%)の40842.79ドル、ナスダックは451.98ポイント高(+2.64%)の17599.40、S&P500は85.86ポイント高(+1.58%)の5522.30で取引を終了した。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、寄り付き後、まちまち。その後、主要ハイテク企業の好決算を好感した買いがけん引し、相場は終日堅調に推移した。米連邦準備制度理事会(FRB)がFOMCで予想通り政策金利を据え置いたが、パウエル議長がその後の会見で、9月の利下げの可能性を示唆すると期待感に相場は続伸し終了。
米国株は上昇したものの、為替が1ドル149円台と円高ドル安が加速したことから、東京市場は売り優勢で取引を開始。日経平均は38781.56円を寄付きでつけた後、為替が1ドル148円台に突入したことも影響し、下げ足を強め、7月26日安値に迫る37737.88円まで急落した。日経平均の急落を受けて、日経平均VIは一時23ポイント台まで上昇。プライム市場の売買代金は3.2兆円まで膨らんだ。
日経平均採用銘柄では、決算が影響してコニカミノルタ<4902>、ヤマハ<7951>、三菱電機<6503>、パナソニックHD<6752>、アルプスアルパイン<6770>が売り優勢となった。また、植田日銀総裁が前日、「経済・物価見通しに沿って動けば、引き続き金利を上げていく」と発言したことが嫌気されて、住友不動産<8830>、三菱地所<8802>、三井不動産<8801>、東京建物<8804>、東急不動産HD<3289>など不動産株が総じて売られた。
一方、決算内容や構造改革などがポジティブ視されてアドバンテスト<6857>、住友ファーマ<4506>、ソシオネクスト<6526>、日立<6501>が買われた。このほか、りそなホールディングス<8308>、ふくおかフィナンシャルG<8354>、コンコルディア・フィナンシャル<7186>、しずおかFG<5831>など銀行株の一角がしっかり。
全業種が売られるなか、不動産業、輸送用機器、機械、保険業、電気・ガス業の下げが目立った。
日経平均は下げ幅をやや縮小し38000円台で前場の取引を終えたが、為替市場、金利市場ともに流動的となっていることから後場も慌ただしい地合いとなりそうだ。個別銘柄では決算発表銘柄に注目が集まる。とりわけ13時25分に予定されているトヨタ自<7203>に関心が向かおう。足元の急激な円高ドル安に、昨日、取引時間中に「国交省が是正命令を出す」とも報じられたことも加わり、1月以来の水準まで下落している。強気な決算は厳しいとの見方が強まっているなか、決算発表をきっかけに下げ幅縮小となるか注目だ。トヨタ自がポジティブな動きを示せば、東京市場全体のマインドも多少改善されよう。
日經平均大幅下跌。前一天比下跌1007.58日元(-2.58%),交易結束時爲38094.24日元(約1.42億股)。
7月31日美國股市上漲。道瓊斯工業平均指數漲99.46美元(+0.24%)收於40842.79美元;納斯達克指數漲451.98點(+2.64%)收於17599.40點;標普500指數漲85.86點(+1.58%)收於5522.30點。聯儲局公開市場委員會(FOMC)發佈結果前,開盤時點況不一。其後,主要科技企業的好業績推動市場整日堅挺。儘管聯儲局理事會(FRB)在FOMC上如預期般維持政策利率不變,但在鮑威爾主席之後的新聞發佈會上暗示9月可能減息,期望持續推動市場走高收盤。
雖然美國股市上漲,但由於匯率升至1美元兌換約149日元,使日元升值、美元貶值加速,導致東京市場開盤時賣盤居多。在開盤後不久,日經平均價格達到了38781.56日元,但匯率下跌至1美元兌換約148日元,對市場產生影響,導致市場急劇下跌至37737.88日元左右,接近7月26日最低價。由於日經平均指數下跌嚴重,日經平均波動指數(VIX)一度上漲至23點幾。在主板市場上,成交額膨脹至32萬億日元。
在被日經平均指數選入的股票中,由於業績的影響,康尼卡美能達<4902>、山腳<7951>、三菱電機<6503>、松下電器產業<6752>、阿爾卑斯電氣公司<6770>均呈賣盤優勢。此外,由於日銀總裁植田在前一天曾表示,“根據經濟和物價的預期走向行事,繼續升息”,因此受到不滿,住友不動產<8830>、三菱地所<8802>、三井不動產<8801>、東京建物<8804>、東急不動產HD<3289>等不動產股票總體遭到拋售。
另一方面,有利於企業收益和結構改革的艾德萬測試<6857>、住友製藥<4506>、societe nexus<6526>、日立<6501>均以買盤收盤。此外,三菱日聯金融集團<8308>、福岡金融集團<8354>、Concordia financial<7186>、Shizuoka FG<5831>等銀行股紛紛堅挺。
在所有行業中,房地產業、運輸設備、機械、保險業、電力和燃氣業的下跌最爲顯著。
儘管日經平均指數下跌幅度有所縮小,收報於38000日元左右,但由於匯率市場和利率市場都變得流動起來,後市也將變得忙碌不堪。在個股中,業績公佈的股票備受關注。特別關注於13:25計劃公佈業績的豐田自<7203>。受急劇的日元升值和美元貶值影響,昨天在交易時間中,還傳出“交通省將下達整改命令”的消息,股票下跌至1月以來的水平。在看空的盛讚中,這次業績會不會導致下跌幅度縮小成爲了焦點。如果豐田的收入會表現出積極的動向,東京市場總體的心態也會得到改善。