日経平均は大幅続落。前営業日比1662.14円安（－4.63％）の34247.56円（出来高概算18億2000万株）で前場の取引を終えている。
2日の米国株式市場は大幅続落。ダウ平均は610.71ドル安（－1.51％）の39737.26ドル、ナスダックは417.98ポイント安（－2.43％）の16776.16、S&P500は100.12ポイント安（－1.84％）の5346.56で取引を終了した。7月雇用統計が予想を下回り、景気減速懸念に寄り付き後、下落。景気後退懸念も浮上し売りに拍車がかかり、終日軟調に推移した。一部ハイテク企業の決算も振るわず相場は終盤にかけ下げ幅を拡大し終了。
米国株の大幅下落や為替の急激な円高推移を受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始した。売り気配スタートとなる銘柄が多く、日経平均は一気に34000円を割り込み、下落幅は先週末比2500円超と2営業日連続で2000円超の暴落となった。プライム市場の9割超が下落する全面安のなか、金融株の急落が影響してTOPIXは年初来安値（1月4日、2378.79ポイント）を一時更新する場面も見られた。
日経平均採用銘柄では、長期金利の指標となる10年物国債利回りが0.82％台まで急落したことで三井住友＜8316＞が一時ストップ安となったほか、千葉銀行＜8331＞、コンコルディア＜7186＞、ふくおか＜8354＞、東京海上＜8766＞、T&Dホールディングス＜8795＞、野村＜8604＞、第一生命HD＜8750＞、三菱UFJ＜8306＞など金融株がきつい下落。このほか、ミネベアミツミ＜6479＞、川崎重＜7012＞、丸紅＜8002＞、荏原製作所＜6361＞、三菱重＜7011＞が売られた。
一方、急激な円高進行を受けてニトリHD＜9843＞、明治HD＜2269＞、大塚HD＜4578＞など円高メリット銘柄の一角が上昇。また、好業績などが材料視されてラインヤフー＜4689＞が上昇したほか、一部証券会社のレポートを材料にKDDI＜9433＞も買われた。このほか、住友ファーマ＜4506＞、ヤマトHD＜9064＞など日経平均採用銘柄は10銘柄のみ上昇した。
全業種が売られたなか、銀行業、保険業、証券・商品先物取引業、鉱業、機械の下げが目立った。
前引け時点の日経平均は、25日移動平均線との下方乖離率が約14.5％と短期的には売られ過ぎ感が強いが、3営業日で5000円ほどの急落を受けて市場は混乱状態にある。本日の安値33369.37円から下げ幅を900円ほど縮めているが、アジア市場も暴落していることから、後場一段安への警戒感は強い。為替市場、金利市場ともに落着きが確認できるまでは荒い値動きが続くだろう。
日经平均指数继续大幅下跌。远期交易收于34247.56日元（预计成交量为18.2亿股），与前一个工作日相比下降了1662.14日元（-4.63％）。
美国股市2日继续大幅下跌。道琼斯平均指数收于39737.26美元（-1.51％），纳斯达克指数下跌417.98点（-2.43％），至16776.16点，标准普尔500指数下跌100.12点（-1.84％），至5346.56点。7月份的就业统计数据低于预期，在接近对经济放缓的担忧后有所下降。对经济衰退的担忧也浮出水面，刺激了销售，并且全天保持疲软。一些高科技公司的财务业绩表现不佳，市场价格在市场接近尾声时扩大并收盘。
为了应对美国股市的急剧下跌和日元汇率的迅速升值，东京市场开始以卖出优势进行交易。有许多股票开始卖出，日经平均指数迅速跌破34,000日元，与上周末相比跌幅超过2500日元，跌幅连续两个工作日跌至2000日元以上。在主要市场整体贬值超过90％的情况下，也出现了由于金融股急剧下跌而暂时更新了今年迄今为止的低点（1/4，2378.79点）的情况。
在日经平均指数采用的股票中，作为长期利率指标的10年期国债收益率暴跌至0.82％区间，千叶银行 ＜8331＞、康考迪亚 ＜7186＞、福冈 ＜8354＞、东京海上＜8766＞、T&D Holdings＜8795＞、野村＜8604＞、第一生命HD ＜877＞ 50＞，三菱日联＜8306＞大幅下跌。此外，还出售了Minebeamitsumi ＜6479＞、川崎茂 ＜7012＞、丸红＜8002＞、江原制作所 ＜6361＞ 和三菱重工 ＜7011＞。
同时，为了应对日元的快速升值，一些值得日元升值的股票，例如NITORI HD ＜9843＞、明治HD ＜2269＞和大冢HD ＜4578＞，也出现了上涨。此外，除了因表现良好等因素而上涨的LINE Yahoo（4689）外，KDDI（9433）也被一些证券公司的报告买入。此外，只有住友制药＜4506＞和大和HD ＜9064＞等10个品牌上涨。
尽管所有行业都被出售，但银行、保险、证券/商品期货交易、采矿和机械行业的下降显而易见。
提前收盘时的日经平均指数与25天移动平均线的向下差异率约为14.5％，而且人们强烈认为短期内超卖，但由于3个工作日内大幅下跌约5,000日元，市场陷入动荡。跌幅已从今天的低点33369.37日元减少了约900日元，但由于亚洲市场也暴跌，因此人们对后者的进一步下跌持强烈的谨慎态度。在交易所市场和利率市场确认结算之前，价格的粗略走势将持续下去。
