27日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■個人主体の資金は流動性のある中小型株にシフト
■メルコ、25/3下方修正 営業利益 52億円←58億円
■前場の注目材料:住友ベーク、半導体後工程向け次世代顆粒封止材、亀裂・反り抑制
■個人主体の資金は流動性のある中小型株にシフト
27日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。26日の米国市場は、NYダウが65ドル高、ナスダックは152ポイント安だった。9月の利下げ期待を受けた買いが優勢となった。耐久財受注やダラス連銀製造業活動指数が予想を上回ったため、ソフトランディング期待からNYダウは史上最高値を更新。一方で、決算を控えたエヌビディアなど半導体株の一角には持ち高調整の動きがみられた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比5円安の38035円。円相場は1ドル144円30銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、小動きで始まりそうだ。米半導体株が弱い動きだったこともあり、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の重荷になりそうだ。昨日は一時1ドル=143円台に振れた円高の影響から先物主導で売られた面もあるため、引き続き為替にらみの相場展開になりやすいだろう。一方で中東の地政学リスクに加えて、リビアが石油の生産と輸出の停止を明らかにしたことから、原油先物相場が上昇しており、エネルギー株への物色が意識されることになりそうだ。
エヌビディアの決算については、慎重な見通しを予想する向きもあり、米半導体株には売り仕掛け的な動きもあったと考えられる。国内の半導体株については足もとで調整がみられているため、織り込みは進んでいるだろう。短期的な売り仕掛けの動きが入りやすいと考えられるものの、エヌビディアの決算前にはニュートラルに戻しておきたいところであり、アク抜けを想定した押し目狙いの動きも意識されよう。
また、東証プライムの売買高は連日で13億株台と薄商いが続いている。インデックスに絡んだ商いも限られているなか、日経平均株価は狭いレンジでの推移になるだろう。一方で、昨日のグロース250指数は5%近い上昇でリバウンド基調が強まっている。7月18日の高値が射程に入ってきていることもあり、個人主体の資金は流動性のある中小型株にシフトしやすいと考えられる。
■メルコ、25/3下方修正 営業利益 52億円←58億円
メルコ<6676>は2025年3月期業績予想の修正を発表。売上高は1500億円から1330億円、営業利益を58億円から52億円に下方修正した。子会社であるシマダヤの上場が承認された。株式の現物配当(株式分配型スピンオフ)が実施される予定であることに伴い、2024年10月1日以降、シマダヤは連結子会社から除外される。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(41240.52、+65.44)
・1ドル=144.50-60円
・米原油先物は上昇(77.42、+2.59)
・米国のインフレ沈静化期待
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・住友ベーク<4203>半導体後工程向け次世代顆粒封止材、亀裂・反り抑制
・東海理化<6995>半導体外販を拡大、0.35マイクロメートル対応の新設備導入
・いすゞ自<7202>自動運転トラックで米新興と協業、一般道走行目指す
・渋谷工業<6340>新中計、27年6月期売上高1500億円、国内更新需要に期待
・日立<6501>シングテルと提携、アジア向け次世代データセンター構築
・川崎汽船<9107>ケイライン・ウインド・サービスと、英社と覚書、浮体式洋上風力で協力
・ワコールHD<3591>国内生産再編、インナー長崎・福井に集約、収益力改善
・伊藤忠<8001>ワンエネから太陽光リース取得、余剰電力売買とシナジー
・いすゞ自<7202>米でEVトラック増産、環境規制見据え
・JFEHD<5411>JFEエンジニアリング、JAPEXから系統用蓄電所のEPC業務を受注
・三菱重<7011>入出庫と荷物積み降ろしの自動化を共同実証
・富士通<6702>国際共同治験を誘致、「ドラッグ・ロス」対策
・野村総研<4307>NRIセキュアテクノロジーズ、次世代ネット「Web3」総合支援
・日本電気硝子<5214>全固体ナトリウムイオン電池、耐熱200℃に向上
・八洲電機<3153>電源保守・冷熱で新事業、専任組織新設
・ミネベアミツミ<6479>タイ工場に新ライン、回転角センサーの生産量3倍に
・カネカ<4118>北海道の新工場で開所式、血液浄化器を生産
・三井住友建設<1821>インバート補強向け工法をトンネル工事に初適用、工期35%短縮
・日本製鉄<5401>グループの日鉄鋼板、北海鋼機を吸収合併、半導体工場需要にらむ
・デンカ<4061>コンゴからエボラ速診器具の使用許可
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・10:30 中・7月工業企業利益(6月:前年比+3.6%)
关注以下三个方面,午前27日交易:
■个人主体的资金正在流动性较高的中小型股票上进行转移
■Melco修正了3月25日的营业利润,从58亿日元下调至52亿日元
■住友贝克(Sumitomo Bakelite)成为前场关注的材料,用于半导体后工艺的下一代颗粒封装材料,用于抑制裂纹和翘曲
■个人主体的资金正在流动性较高的中小型股票上进行转移
27日的日本股市可能会出现僵局。 26日,美国市场上,道琼斯指数上涨65点,纳斯达克下跌152点。受到对9月份降息的期望影响,买盘占据主导地位。由于耐用品订货和达拉斯联储制造业活动指数超过预期,纽约道琼斯指数创历史新高,从而引发对软着陆的期待。 另一方面,对即将公布财报的NVIDIA等半导体股票进行了持股调整。 芝加哥日经225期货结算价格比大阪低5日元至38035日元。 日元兑美元汇率在144日元30麦当劳左右波动。
从套现密切关注的角度来看,芝加哥期货开始时波动较小。 由于美国半导体股表现较差,可能会对指数产生重要影响的高科技股将成为负担。昨天由于短暂的美元兑日元汇率波动而导致国内期货主导出售的影响,因此市场将继续受到汇率的影响。 另一方面,除了中东地缘政治风险外,利比亚已宣布停止石油生产和出口,推动原油期货价格上涨,可能会引起对能源股的关注。
关于NVIDIA的财报,也有人预计会保持谨慎态度,同时也考虑到了美国半导体股的空头动作。鉴于国内半导体股正在进行调整,相应的调整已经被纳入预期。尽管短期内可能出现空头动向,但在NVIDIA发布财报之前,希望能够回到中立立场,并考虑到可能出现的反弹行情。
此外,东证主板的交易量连续多天保持在13亿股左右,交投淡季。由于涉及指数的交易也相对有限,日经平均股价可能会在狭幅区间内波动。与此同时,昨日的成长250指数出现了近5%的上升,反弹趋势加强。考虑到7月18日的高点已经进入射程,个人主体的资金可能会转向流动性较好的澳洲中小股。
■Melco,营业利润下调至52亿日元(原58亿日元)
美高梅<6676>宣布修订2025年3月财务预测。营业收入下调从1500亿元到1330亿元,营业利润从58亿元下调至52亿元。其子公司岛田屋的上市获得批准。由于股票的实物分红(股份分配型分拆)即将实施,因此自2024年10月1日起,岛田屋将被排除在合并子公司之外。
前期注意事项
・道琼斯指数上涨(41240.52,+65.44)
・1美元=144.50-60日元
・美国原油期货上涨(77.42,+2.59)
・美国通胀降温预期
・活跃的股票回购
・东证提出企业价值提升要求
· 住友贝克<4203>扩张面向半导体后工艺的下一代颗粒封装材料,抑制裂缝和翘曲
· 东海理化<6995>扩大半导体外销,引进对0.35微米工艺兼容的新设备
· 五十铃汽车<7202>与美国新兴公司合作,在自动驾驶卡车方面,致力于在一般道路上行驶
· 渋谷工业<6340>新中计划,预计27年6月期营业收入1500亿日元,期待国内更新需求
· 日立<6501>与新加坡电信合作,在亚洲建立下一代数据中心
· 川崎汽船<9107>与KeiLine Wind Service以及一家英国公司签署备忘录,合作开展浮式海上风力发电
・和可尔HD<3591>国内生产再编,内衣集中在长崎·福井,提升盈利能力
・伊藤忠<8001>从One Energy租赁太阳能,并实现多余电力的买卖协同效应
・五十铃汽车<7202>在美国增加电动卡车的生产,考虑到环境规制
・JFEHD<5411>JFE工程,从JAPEX获得了输电站的EPC业务订单
・三菱重<7011>共同实证入库和货物装卸的自动化
・富士通<6702>吸引国际联合临床试验,应对药物患失
・野村综研<4307>NRI Secure Technologies,全面支持未来网络"Web3"
・日本电气硝子<5214>全固态钠离子电池耐热提升至200℃
八洲电机<3153>在电源维护和冷热方面开展新业务,设立专职组织
峰电<6479>在泰国工厂设立新生产线,角度传感器产量增加3倍
Kaneka<4118>在北海道的新工厂举行开幕仪式,生产血液净化器
三井住友建设<1821>将反转强化工法首次应用于隧道工程,工期缩短35%
日本制铁<5401>吸收合并集团的北海钢铁,以满足半导体工厂需求
电化<4061>获刚果使用埃博拉速诊设备的许可
上午事件日程表:
<国内>
・没有特别的事情
・暂无特别说明
<境外>
・10:30 中午7月份工业企业利润(6月:同比+3.6%)