財聯社8月27日報道（編集 赵昊）地元時間の月曜日（8月26日）、秋の発表会のタイミングを公式に発表すると同時に、アメリカのアップル社が、最高財務責任者Luca Maestriが2025年1月1日に辞任し、10年以上にわたるアップルのCFOキャリアが終了すると発表しました。

ニュースリリースによると、このポジションは、企業の財務計画と分析の副社長Kevan Parekhが引き継ぎます。Maestriは引き続きアップルのエンタープライズサービスチームを率い、情報システムとテクノロジー、情報セキュリティ、及び不動産開発部門を含む部署を率い、アップルのCEOティム·クックの直轄です。

クックはニュースリリースで、Maestriを“卓越したパートナー”と賞賛し、「彼は非凡なリーダーシップと洞察力を示し、会社の財務の改善と向上、株主とのコミュニケーションと協力、内部での財務ディシプリンの推進などに重要な役割を果たした」と述べています。

60歳のMaestriはイタリアのローマ出身で、イタリアのLuiss大学で経済学学士号を、アメリカのボストン大学で経営学修士号を取得しています。卒業後、Maestriはゼネラルモーターズに入社し、その後、ノキアシーメンスネットワークス社とゼロックス社でCFOを歴任し、その後クックの親友となりました。

Maestri フォト：アップル公式ウェブサイト

アップルの業績報告に長期間注目してきた投資家にとって、Maestriは馴染みのある顔であり、決算のコメントに頻繁に登場し、そして長い期間、クックと共に決算電話会議に参加してきました。Maestri在任中、アップルの株価は2014年初めの約20ドルから現在の227ドルまで成長し、世界で最も価値のある上場企業となりました。

2018年、Maestriはアップルを“ネットキャッシュニュートラル”（net-cash neutral）にする目標を発表しましたが、その後、会社は数十億ドルもの現金を蓄積しました。今年6月には、アップルが規模1100億ドルの自社株買いプログラムを起動し、それは米国史上最大規模の自社株買いプログラムとなりました。

Maestriは声明で次のように書いています。「Appleで仕え、Cookと共に働くことは、私のキャリアの中で最も光栄なことです。」Maestriはさらに、ParekhがCFOに昇進することに対して信頼を寄せています。Parekhもまた、11年間Appleで働き、Maestriとは密接に協力しています。興味深いことに、ParekhはGMでも役員職を務めていました。

米投資銀行Piper Sandlerのアナリスト、Matt Farrell氏は「私たちの観点からすると、Apple内での幹部の昇進はスムーズな移行に役立ちます、特にParekhの社内での経験を考慮すると」とコメントしています。

しかし、Farrell氏は「このような大きな人事変更は、特にMaestriが非常に成功している経歴を持っている背景を考えると、一定の不確実性をもたらすでしょう」と指摘しています。

評判の高いApple情報リーカーのMark Gurman氏は、MaestriとParekhがほぼ同時にAppleに参加しており、過去数ヶ月間、MaestriがParekhの指導を行ってきたと述べています。Parekhはますます財務アナリストやパートナーとの個別の会議に参加しています。

したがって、アナリストのAnurag Rana氏とAndrew Girard氏は、AppleのCFO交代はスムーズに行われる可能性が高いと述べています。彼らは報告書で、この変更は「私たちにとっては通常のマネジメントプランニングの一部である」と述べています。

Gurman氏はさらに、Appleの幹部チームは将来的にさらなる変化が起こる可能性があると指摘しており、多くの幹部が60歳前後であり、何十年も会社に勤めていると述べています。先週、AppleのApp Storeビジネスを担当しているMatt Fischer氏が10月に正式に辞任するとの報道がありました。

昨年、Cookはポッドキャスト番組で、Appleは非常に詳細なリーダーシップ継承計画を持っており、次のCEOは社内から選ばれることを望んでいると述べました。