日経平均は3日ぶり反落。前日比151.42円安（－0.39％）の38220.34円（出来高概算6億5000万株）で前場の取引を終えている。
28日の米国株式市場は反落。ダウ平均は159.08ドル安（－0.39％）の41091.42ドル、ナスダックは198.79ポイント安（－1.12％）の17556.03、S&P500は33.62ポイント安（－0.60％）の5592.18で取引を終了した。主要経済指標の発表なく、寄り付き後、まちまち。ダウは過去最高値付近から利益確定売りが強まったほか、ナスダックも長期金利上昇を警戒した売りや、半導体メーカー、エヌビディアの決算発表を控えた手仕舞い売りも強まったと見られ、終日売りが先行した。終盤にかけても戻り鈍く相場は下落で終了。
東京時間29日未明に発表されたエヌビディアの2024年5－7月期決算は、業績や売上高見通しはともに市場予想を上回ったが、時間外取引で一時28日終値比8％安と大幅安の反応となった。
エヌビディア株の弱い動きが影響して、東京市場は半導体株を中心に売り優勢で取引を開始した。寄付き後の日経平均は38000円を割り込む場面も見られたが、売り一巡後、東京エレクトロン＜8035＞、アドバンテスト＜6857＞など半導体株は下げ幅をじりじりと縮小。日経平均は38000円台を回復して前場の取引を終えた。なお、プライム市場の売買代金は1.6兆円と商いは引き続き閑散。
日経平均採用銘柄では、協業先のスーパー・マイクロ・コンピュータが24年6月期決算の年次報告書提出が遅れると発表したことでニデック＜6594＞が売り優勢となった。このほか、ZOZO＜3092＞、住友ファーマ＜4506＞、スクリーンHD＜7735＞、ソフトバンクグループ＜9984＞、クレディセゾン＜8253＞などがさえない。
政策保有株放出のニュースが刺激材料となりSOMPOホールディングス＜8630＞、T&Dホールディングス＜8795＞、東京海上＜8766＞など損保株が買われた。このほか、第一三共＜4568＞、伊藤忠＜8001＞、太陽誘電＜6976＞、TOPPANホールディングス＜7911＞、明治ホールディングス＜2269＞などが上昇。
業種別では、証券・商品先物取引業、パルプ・紙、非鉄金属、サービス業、陸運業などが下落した一方、保険業、海運業、卸売業、医薬品、電気・ガス業などが上昇した。
エヌビディア決算という、今週のメインイベントが不発に終わったことから、商い閑散のまま日経平均は38000円台前半でのもみ合い継続となりそうだ。東京エレクトロンなど半導体株が下げ渋っていることで底堅い地合いも確認できるが、上を試す材料が無くなったことから、週末まで、TOPIX、日経平均は方向感に乏しい展開となるだろう。
日经平均连续三天下跌。截至午间收盘，下跌151.42日元（-0.39%）至38220.34日元（约6.5亿股成交额）。
美股28日全线下跌，道琼斯指数下跌159.08点（-0.39%）至41091.42点，纳斯达克下跌198.79点（-1.12%）至17556.03点，标普500指数下跌33.62点（-0.60%）至5592.18点收盘。由于主要经济因素没有发布，开盘后市场表现不一。由于道琼斯指数距离历史最高点附近开始出现盈利了结的卖出压力，纳斯达克也受长期利率上升警惕引发的抛售以及半导体制造商英伟达财报发布前的清仓式抛售压力影响，整个交易日市场一直以跌势为主。尾盘交易仍然疲软，市场以下跌收盘。
根据29日东京时间发布的英伟达2024年5-7月季度财报显示，业绩和营业收入均超过市场预期，但盘后交易中股价暂时下跌了8%至28日收盘价。
受英伟达股价疲软影响，东京市场以半导体股为主的抛售压过交易启动。开盘后，日经平均指数出现了下跌至38000日元的情况，但在一轮抛售后，东京电子＜8035＞、Advantest＜6857＞等半导体股逐渐缩小了跌幅，日经平均指数回升至38000日元以上并收盘。值得一提的是，主板市场的成交额为1.6万亿日元，交易继续淡静。
日经平均股指成分股中，由于合作伙伴Super Micro Computer宣布24年6月季度财报年度报告书提交延误，日本电产＜6594＞股票受到抛售压力。此外，Zozo＜3092＞、住友制药＜4506＞、Screen HD＜7735＞、SoftBank Group＜9984＞、Credit Saison＜8253＞等表现平平。
由于政策性减持股票的消息刺激，SOMPO Holdings＜8630＞、T&D Holdings＜8795＞、Tokio Marine Holdings＜8766＞等保险股受到追捧。此外，Daiichi Sankyo＜4568＞、Itōchū＜8001＞、Taiyo Yuden＜6976＞、TOPPAN Holdings＜7911＞、Meiji Holdings＜2269＞等股票上涨。
按行业板块划分，证券和商品期货交易业、纸浆纸张、有色金属、服务业、陆运业等下跌，而保险业、海运业、批发贸易、药品、电力燃气业等上涨。
由于英伟达财报这一本周主要事件的不尽如人意，交易仍然淡静，值得注意的是，日经平均指数预计会在38000日元台前半区间进入盘整状态。虽然东京电子等半导体股下跌趋势减缓，显示市场依然很坚挺，但由于缺乏上行动力，预计TOPIX和日经平均指数在本周末之前仍将表现平淡。
