■サステナビリティへの取り組み
クラボウ<3106>は、創業以来、サステナブル経営を実践するとともに、独自技術の開発やイノベーションの創出により発展してきた。同社グループの事業活動は、経営理念「私たちクラボウグループは、新しい価値の創造を通じてより良い未来社会づくりに貢献します」に基づいており、その目指すところは、SDGsにも通じている。現 中期経営計画「Progress’24」においても、SDGsに掲げられた目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」、目標11「住み続けられるまちづくりを」、目標12「つくる責任、つかう責任」など、同社グループが貢献すべき分野を明確にし、事業計画の中に具体的に落とし込んでいる。
2. マテリアリティの特定
経営理念の実現という目的のもと、資源を有効に活用して事業活動の持続可能性を高め、企業価値を向上させるために、マテリアリティ(重要課題)を特定した。具体的には、1) 安心・安全で快適な社会の実現、2) 地域環境への配慮と循環型社会への貢献、3) 多様な人材の活躍推進と人権尊重、4) 持続的な成長に向けたガバナンス・CSRの強化をマテリアリティとして、その実現に向けて様々な施策に取り組んでいる。
3. 環境問題への取り組み
同社は、1998年に「クラボウ環境憲章」を定め、環境に対する基本方針と社員が取るべき行動指針を明確にした。また、2022年にカーボンニュートラルロードマップを策定したことを機に、重要課題として気候変動対策に取り組んでいる。具体的には、政府目標である2030年度のCO2排出量46%削減(2013年度比)、2050年度のカーボンニュートラル達成に向けて、CO2排出量削減のための体制を強化し、具体的な施策を進めるとともに、その進捗を有価証券報告書や統合報告書等を通じて開示している。また、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言への賛同を表明し、同提言に基づく情報開示も開始した。さらに資源の有効活用と再資源化の推進にも取り組んでおり、廃棄物ゼロエミッションの推進を通じて再資源化率97%(2025年3月期目標)を目指している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
■可持续发展举措
自成立以来,Kurabo <3106>一直实行可持续管理,并通过开发独特技术和创造创新来发展。该集团的业务活动基于 “我们,Kurabo集团,将通过创造新价值为创造更美好的未来社会做出贡献” 的管理理念,其目标也延伸到可持续发展目标。即使在当前的中期管理计划 “Progress '24” 中,公司集团应贡献的领域,例如目标9 “让我们为工业和技术创新奠定基础”、目标11 “创建人们可以继续生活的社区” 以及可持续发展目标中规定的目标12 “创造和使用责任”,都已明确并具体纳入业务计划。
2。识别实质性
确定了实质性(重要问题),目的是通过有效利用资源来实现管理理念,从而增强业务活动的可持续性并提高企业价值。具体而言,我们正在采取各种措施来实现这一目标,包括 1) 实现安全、有保障和舒适的社会;2) 考虑区域环境和对循环型社会的贡献;3) 促进多元化人力资源的积极参与和对人权的尊重;4) 加强治理和企业社会责任,以实现可持续增长,将其作为重要问题。
3.解决环境问题的举措
该公司于1998年制定了《仓房环境宪章》,并明确了员工应采取的基本环境方针和行动方针。此外,随着2022年碳中和路线图的制定,我们正在将气候变化对策作为一个重要问题进行研究。具体而言,为了在2030财年(与2013年度相比)将二氧化碳排放量减少46%,这是政府的目标,并在2050财年实现碳中和,加强了二氧化碳减排体系,正在推进具体措施,并通过证券报告、综合报告等披露进展情况。此外,对TCFD(气候相关财务信息披露工作组)的建议表示支持,还根据建议进行信息披露开始了。此外,我们正在努力促进资源的有效利用和回收利用,我们的目标是通过促进零废物排放,将回收率提高到97%(截至2025/3财年的目标)。
(由 FISCO 客座分析师柴田郁夫撰写)