米労働省が4日発表した7月の雇用動態調査（ＪＯＬＴＳ）は、求人件数が767.3万件、市場予想の810万件を下回る。2021年初以来の低水準となり、解雇者数は増加した。
6月の求人件数が818.4万件から791万件に下方修正。
今回のJOLTS求人件数の減少は、直近他のデータと同様、米労働市場の減速を示している。雇用の伸びは鈍化、失業率は上昇、求職は難しくなり、景気後退への懸念が高まる。
パウエル議長は8月23日に、ジャクソンホール講演で「労働市場環境の一段の冷え込みは望みも歓迎もしない」と述べ、FRBは今注目ポイントをインフレから労働市場へ転換している。
アナリストは、6日（金）に発表される8月の非農業部門雇用統計が予想以上に減速すれば、9月のFOMCで追加利下げを促す可能性が高いと指摘した。
米短期金利先物に拠れば、FRBが9月に50ベーシスポイントの利下げを実施する可能性が、25ベーシスポイントの利下げを上回る。
ーmoomooニュースCitron
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