■KeyHolder＜4712＞の業績動向
5. 中期成長イメージ
足もと、主要メンバー卒業の一方、次世代メンバーのオーディションを展開するなど過渡期にある乃木坂46、様々なM&Aによる企業規模の拡大、トポスエンタープライズの子会社化といった課題があり、2024年12月期は成長の踊り場になっていると言わざるを得ない。同社は中期計画を示していないが、踊り場を抜けて再成長トレンドへ回帰するには、グループシナジーを追求しつつも、各事業ぞれぞれの強みを生かした成長戦略を継続する必要がある。具体的に、総合エンターテインメント事業では、既存IPの強化に加え新たな独自IPの開発を進めるとともに、デジタル領域の拡充を推進する。映像制作事業では、強みとするバラエティ番組制作の一層の強化に加え、グローバルな映像コンテンツ開発、制作ジャンルの拡充、制作以外の投資・企画開発を進めると思われる。海外案件では、今後の試金石ともなり得る映画「WHAT DIVIDES US」のクランクアップを待ちたい。広告代理店事業では、デジタル領域の拡充とマーケティングを活用した新規販路の開拓を強化していくと思われる。特にIPを活用した新規販路の開拓には様々な可能性があると考える。また、トポスエンタープライズの子会社化に伴い、物流・倉庫関連事業も今後の連結業績に少なからずの影響を及ぼすことが想定される。こうした戦略を着実に実践していけば、2025年12月期以降中期的に成長トレンドへ回復していくと予想される。
（執筆：フィスコ客員アナリスト 宮田仁光）
■KeyHolder＜4712＞的业绩动向
5. 中期增长图景
脚步，尽管在乃木坂46的过渡期中正进行下一代成员的选拔等活动，也面临着诸多挑战，如通过各种并购使企业规模扩大，成为了骑士娱乐的子公司，所以不得不说2024年12月期成为了增长的停滞期。该公司并未公布中期计划，但要脱离停滞期回到再次增长的趋势中，就必须追求集团协同效应，同时继续推行各个业务的成长战略，充分发挥各项业务的优势。具体来说，在综合娱乐业务方面，除了加强现有知识产权的开发，还要推进开发新的独特知识产权，推进数字领域的拓展。在影像制作业务方面，除了进一步加强以综艺节目制作为优势，还要推进全球影像内容的开发，扩大制作类型，推进投资和企划开发。在境外业务方面，希望能等待即将临近的电影《WHAT DIVIDES US》的拍摄结束，作为未来的试金石。在广告代理店事业方面，希望能加强数字领域的拓展，并利用营销来开拓新的销售渠道。特别是利用知识产权来开拓新的销售渠道，我认为存在着各种可能性。此外，随着成为骑士娱乐的子公司，预计物流仓储相关业务也会对今后的合并业绩产生一定影响。如果能踏实地实施这些战略，预计将在2025年12月期后逐渐恢复到中期增长趋势。
（作者：华富证券客座分析师宫田仁光）
