日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は11日、前日比+0.20(上昇率0.71%)の28.33と小幅に上昇した。なお、高値は36.21、安値は27.06。今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まった。取引開始後の売り一巡後も日経225先物の戻りは限定的で、午後は下げ幅を広げる展開となった。一方、日経225先物は昨日までの5日続落で2640円下落していることから、目先下げ過ぎとの冷静な見方もあり、今日は株価が大幅安となった割にはボラティリティーの高まりを警戒するムードの広がりは限定的で、日経VIは午前は概ね昨日の水準を下回り、午後は昨日の水準を上回って推移したものの、上昇幅は限定的だった。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
日經平均波動率指數(投資者對未來市場波動程度的預期指數)於11日微漲0.20點(上漲率0.71%),收於28.33點。最高價爲36.21,最低價爲27.06。今天東京市場以賣出爲主導,日經225期貨下跌開盤。儘管盤中回購僅限於日經225期貨,但下午市場擴大跌幅。然而,鑑於日經225期貨在過去5個交易日累計下跌了2640日元,有冷靜的觀點認爲下跌過頭,因此今天雖然股價大幅下跌,但對波動率的擔憂情緒有所限制,日經VI在上午基本處於昨天的水平下方,下午則超過了昨天的水平,但上漲幅度有限。
【什麼是日經平均波動率(VI)】
日經平均波動率是衡量日經平均股價一個月內波動幅度的指標。它有一個特點,即在日經平均股價急劇下跌時急速上升,而且通常與日經平均股價呈弱相反關係。另外,其數值上升後會回歸到一定的範圍(大約在20到30之間)。
日經平均VI是市場預期未來1個月日經平均股價變動(波動)的數值。日經平均股價在急劇下跌時會急劇上漲,與通常的反向相關性較弱。另一方面,數值在急劇上升後,也具有回歸到一定範圍(大約20~30)的特點。