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8月米コアPCEは前年比で予想と一致するも、前月比では予想を下回った。また、同個人所得・消費支出も予想比下振れし、弱い結果が目立ち、米長期金利の低下に伴いややドル売りが優勢。PCEデータ発表後、米短期金利先物は上昇、FRBの追加利下げに対する市場の期待の高まりを反映した。
FEDウォッチャーのニック氏：FRBが重視しているPCE指標はFRBの目標には遠くない。
米商務省が発表したエネルギーと食品を除くFRB注目の米PCEコア価格指数、8月は前年比で2.7%上昇、4月以来の高水準で市場予想の2.7%上昇と一致。前期が2.6%上昇。
米PCEコア価格指数、前月比が0.1%上昇、市場予想（0.2%上昇）を下回り、5月以来の低水準を記録した。前期が0.2%上昇。
8月のPCE総合価格指数は前年比で2. 2%上昇、市場予想（2.3%上昇）を下回り、前期が2.5%上昇。前月比では0.1％上昇、市場予想（0.2％）を下回り、前期が0.2%上昇。
8月の米個人支出は前月比0.2％と、市場予想の0.3％を下回り、4月以来の低水準を記録。 8月の米個人所得は0.2％増で市場予想を下回った。
FEDウォッチャーのニック氏は、「FRBが重視しているインフレ指標である個人消費支出指数（PCE）は、8月までの12ヵ月で2.2％の上昇を示し、FRBの目標値2％には程遠くない。1年前は3.4％、2年前は6.6％だった。 8月のコアPCEは2.7％上昇した。 12ヵ月間のコア・インフレ率は、1年前は3.8％、2年前は5.4％だった」と述べた。
モルガン・スタンレーのEトレード・トレーディング＆投資担当マネージング・ディレクター、Chris Larkin氏は、「インフレ面ではすべて静かだ。今日のPCE物価指数も、経済データの中で理想的な水準にある。インフレは引き続き下げており、経済成長が鈍化しているものの、急激な落ち込みの兆候は見られない」。
ここ数日、FRB高官はインフレ対策から、軟化の兆しを見せている労働市場への支援に重点を移している。先週の会合では、政策決定者は今年中にさらに0.5％ポイントの引き下げを実施し、2025年には1％ポイントの引き下げを実施する可能性を示唆したが、市場ではより積極的な引き下げが予想されている。
データ発表後、株式市場先物は上昇したが、国債利回りは低下している。
ーmoomooニュースSherry
出所：Investing
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