日本製鉄が熱押形鋼で環境ラベルプログラム「SuMPO EPD(旧エコリーフ)」認証を取得
2024/10/07
日本製鉄株式会社
日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)は、カーボンニュートラルを推進するお客様のニーズに応えるため、熱押形鋼(ねつおしかたこう)製品において一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)のSuMPO環境ラベルプログラムに基づく「SuMPO EPD」※1(旧名称:エコリーフ)の認証を新たに3件取得しました。
日本製鉄の熱押形鋼は、「自由設計」「小ロット製造」のミル特性を活かしたニアネットシェイプ製品を供給することで、お客様の「工程省略」「高意匠性」等のニーズにお応えしています。また、物流機器をはじめ、建築(意匠含む)・土木、特殊車両、工作機械、食品・医療機器、半導体製造装置など様々な分野・用途で採用されており、現在もさらに拡がりつつあります。
さらに、社会におけるCO2排出量削減に寄与する日本製鉄の高機能製品・ソリューション技術NSCarbolex Solution※2の構成製品の一つです。お客様での鋼材加工時に、溶接や切削を要する作業が省略できることにより、CO2排出量の削減に寄与しており、サプライチェーン全体でのカーボンニュートラルに向けた取り組みをより一層強化することができます。
SuMPO EPDは、LCA(ライフサイクルアセスメント)手法を用いて、資源採取から製造、物流、使用、廃棄・リサイクルまでの製品のライフサイクル全体を考えた環境情報を定量的に開示するEPD認証制度の一つです。当該認証制度により、お客様は熱押形鋼製品のライフサイクルでの環境負荷を客観的に評価することが可能となり、今後注目される公共調達物品におけるCO2排出量表示への動き等への対応も容易となります。
日本製鉄が認証を取得したSuMPO EPDは、2019年12月にH形鋼で最初に取得して以降、各品種・製品で取得を進め、今回、新たに3件を取得し、合計64件となりました。
世界でカーボンニュートラルに向けた動きが加速している中、お客様からは、使用する素材までも含めた評価を求められる分野が増えています。
日本製鉄は、常に世界最高の技術とものづくりの力を追求するとともに、国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs)にも合致した、リサイクル性に極めて優れ、環境に優しいサステナブルな素材である鉄鋼製品の環境性能開示に今後も積極的に取り組んでいきます。
※1:SuMPO環境ラベルプログラム SuMPO EPD(旧名称:エコリーフ)
国際規格ISO 14025に準拠した「タイプⅢ環境宣言」で、いわゆるEPD(Environmental Product Declaration)の1つ。EPDは、宣言された製品の資源採取から製造、物流、使用、廃棄・リサイクルに至るまでの定量的な環境情報を示しており、SuMPO EPDは(一社)サステナブル経営推進機構が管理運営しています。(2024年4月に「エコリーフ」から「SuMPO EPD」へ名称変更)
今回、SuMPO EPDを取得した3件
熱押形鋼 普通鋼
熱押形鋼 特殊鋼(合金鋼)
熱押形鋼 特殊鋼(合金鋼以外)
JR-AJ-24040E
JR-AJ-24041E
※2:NSCarbolex Solutionの概要につきましては、以下のURLよりご参照ください。
※3:熱押形鋼の概要につきましては、以下のURLよりご参照ください。
プレスリリース一覧へ戻る