■平山ホールディングス<7781>の業績動向
1. 2024年6月期の業績概要
2024年6月期の連結業績は、売上高で前期比11.4%増の35,292百万円、営業利益で同25.3%増の1,119百万円、経常利益で同23.0%増の1,166百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同37.9%増の757百万円とおおむね会社計画どおりに着地した。売上高は13期連続増収となり、各利益段階も連続で過去最高を更新した。国内製造業の回復に加えて、コロナ禍の収束に伴い小売・ホテル業界など非製造業分野でも人材需要が回復し、主力のインソーシング・派遣事業を中心にすべての事業セグメントで増収増益となった。
売上総利益率は前期の16.5%から16.9%と0.4ポイント上昇した。技術者派遣事業の利益率が上昇したことに加えて、収益性の高い外国人雇用管理サポート事業やコンサルティング事業が伸張したことによる。一方、販管費は採用強化のための広告宣伝費や教育費も含めた人件費、新規事業拠点の開設費用(前期比2拠点増加)のほか、平山GLを新規連結したことにより前期比11.7%増となったが、増収効果により販管費率は13.7%と前期と同水準となった。この結果、営業利益率は同0.4ポイント上昇の3.2%となった。なお、平山GLの業績は売上高で1,845百万円、営業利益で33百万円となっており、これを除いた既存事業ベースでは売上高で5.6%増、営業利益で21.6%増となった。平山GLについては子会社化前の営業利益(2022年12月期158百万円)よりも減少しているが、子会社化に伴うシステム統合費用や制服の刷新など一時費用を数千万円計上したことや、タイヤの生産減に伴う業務量の減少が要因で、一時的な落ち込みと同社では捉えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
■平山控股<7781>的業績趨勢
1. 2024年6月財年業績概述
2024年6月期的合併業績,營業收入增長11.4%,達35,292百萬日元,營業利潤增長25.3%,達1,119百萬日元,經常利潤增長23.0%,達1,166百萬日元,歸屬於母公司股東的淨利潤增長37.9%,達757百萬日元,基本上與公司計劃一致。營業收入連續第13個季度增長,各利潤階段也連續創下歷史最高紀錄。除了國內製造業的復甦外,隨着疫情結束,零售和酒店等非製造業領域的人才需求也在恢復,主要的內地教育股業務在內的所有業務板塊均實現了營收和盈利的增長。
銷售總利潤率從上期的16.5%上升至16.9%,增長0.4個百分點。技術人員外派業務的利潤率提高,加上高收益的外籍僱傭管理支持業務和諮詢業務的擴張。另一方面,銷售和管理費用方面,由於廣告宣傳費用、教育費用以及人員費用(包括加強招聘)、設立新業務基地(較上期增加2個基地)等支出增加,加上新將平山GL合併爲後的成本,較上期增加11.7%,但由於營收效應,銷售和管理費用率爲13.7%,與上期持平。因此,經營利潤率提高了0.4個百分點,達到3.2%。值得注意的是,平山GL的營業額爲18.45億日元,營業利潤爲3300萬日元,這些額外的支出和其他開支導致了明顯的上漲。
(撰寫:FISCO客座分析師佐藤讓)