大手銀行の決算シーズンが始まる中、JPモルガンは金曜日、第3四半期の収益と純金利収入の増加を発表した後、同社の株価は時間外で2%超上昇している。
米銀行大手の$JPモルガン・チェース (JPM.US)$は、24Q3(7-9月期)決算を発表した。JPモルガンは、第3四半期の純利益が2%減少したと発表。これは、不良債権をカバーするためにより多くの資金を確保する必要があったためである。しかし、発行済み株式数が減少したため、1株当たり利益は4.33ドルから4.37ドルに増加した。
●EPS(1株当たり純利益)は4.37ドル、予想が4.0ドル。
●売上高は前年同期比7%増の426.5億ドル、予想が416.8億ドル。
●純利益は前年同期比2%減の128.9 億ドル、予想が120.91億ドル。
●投資銀行業務収入は23.5億ドルとなり、市場予想の21.3億ドルを上回った。
●貸出高は1.34兆ドルで、市場予想の1.33兆ドルを上回った。
●預金総額は2.43兆ドル、市場予想の2.4兆ドルを上回った。
●純金利収入は235億ドルで、前年同期比3%増、市場部門を除くと1%増となった。市場部門を除く非金利収益は、前年比17%増の127億ドル。
JPモルガンのJamie Dimon CEOは「我々は非常に強力なバランスシートを持っている」、「株式の自社株買いについて、市場水準が少なくとも若干インフレ状況にあることを考慮し、慎重なペースを維持しているが、必要に応じて調整する権利を留保している」と述べた。
時間外で一時2%超上昇。
近年の金利上昇により、JPモルガンをはじめとする銀行が記録的な純利息収益を達成したが、預金コストの上昇がここ数四半期の銀行収益に影響を及ぼし、貸出の成長は停滞している。先月、米連邦準備制度理事会(FRB)は2020年以来初めて金利を引き下げた。アナリストらは、今回の金利引き下げと今後の金利引き下げの可能性により、預金コストが低下し、今後数四半期は投資銀行業務と貸出の成長が見込まれると予想している。
moomooニュースSherry