24日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■ニデックの決算反応がセンチメント改善に向かわせるか
■ニデック、2Q営業利益 4.9%増 1210億円
■前場の注目材料:三菱重、航空エンジン、燃焼器の組み立て自動化、長崎工場に年内導入
■ニデックの決算反応がセンチメント改善に向かわせるか
24日の日本株市場は、売り優勢ながら日経平均株価は38000円処での底堅さを見極める相場展開になりそうだ。23日の米国市場はNYダウが409ドル安、ナスダックは296ポイント安だった。引き続き米長期金利の上昇が重荷となったほか、米大統領選が迫るなか、選挙後の波乱展開を警戒した持ち高調整の動きも強まったようだ。また、マクドナルドは、米疾病対策センター(CDC)が、同社商品が大腸菌の集団感染と関連していると発表したことを嫌気して売られており、NYダウを押し下げていた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比220円安の37850円。円相場は1ドル152円70銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まりそうだ。米国では11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で金利が据え置かれるとの見方も高まってきており、長期金利の上昇を受けて利益確定の売りが入りやすいところ。また、大統領選での接戦が予想されるなか、持ち高調整に向かわせている。一方で、決算発表が本格化するなか、取引終了後に決算を発表したテスラは、時間外取引で大きく買われており、下支えになりそうだ。
前日の取引開始後に第2四半期決算を発表したニデック<6594>は、PTS(私設取引)の初動では5%超の下落となったが、その後はプラスに転じたほか、ADR(米預託証券)でもプラス圏で推移しており、安心感につながりそうである。同社がボトム圏からのリバウンドをみせてくるようだとセンチメント改善につながり、今後本格化する決算への期待感も高まりそうである。
また、昨日は東京メトロ<9023>が好スタートを切った。買い一巡後は狭いレンジながら、高値圏での推移が続いていた。衆院選では与党の過半数割れが警戒視されるなかで、インデックスに絡んだ売りが断続的に入る可能性がある。そのため、直近IPO銘柄など、インデックスに絡んだ売りの影響がない銘柄などでの短期的な値幅取り狙いの動きに向かわせそうだ。
日経225先物はナイトセッションで200日線を割り込んできた。もっとも、想定されていた動きであり、下へのバイアスが強まる展開を警戒しつつも、いったんはリバウンド狙いのスタンスに向かわせる可能性がありそうだ。断続的なインデックス売りの影響から売られ過ぎの銘柄もあると考えられ、冷静に下値を拾うことになろう。
■ニデック、2Q営業利益 4.9%増 1210億円
ニデック<6594>が発表した2025年3月期第2四半期業績は、売上高が前年同期比11.8%増の1兆2938億1100万円、営業利益は同4.9%増の1210億円だった。営業利益は、家電・商業・産業用および機器装置において、下期以降の収益性の改善を目指し、分散拠点の合理化や生産体制の集約等を進めた結果、先行してコスト負担が発生した影響はあったが、精密小型モータでは高付加価値の水冷モジュールを新規投入し、収益性の高い事業ポートフォリオへの転換が進んだこで、4~9月期としては過去最高を更新した。
■前場の注目材料
・1ドル=152.80-90円
・米国のインフレ沈静化期待
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・三菱重<7011>航空エンジン、燃焼器の組み立て自動化、長崎工場に年内導入
・IHI<7013>民間エンジン事業強化、修理・整備に磨き
・ヤマハ発<7272>インド高級店900超に、若者向け2輪拡販
・三菱重<7011>子会社の防衛省向け航空エンジン事業承継、来年4月
・セレンディップ<7318>エクセルHDを買収、車の内外装品強化
・三井物産<8031>生成AI実装着々、事業開発など付加価値創出
・ホンダ<7267>米で72万台リコール、燃料ポンプに亀裂、火災のリスク
・トヨタ自<7203>世界全工場、50年にCO2ゼロ、水素利活用の施設整備
・航空電子<6807>高性能ジャイロ開発、人工衛星の姿勢制御向け
・コニカミノルタ<4902>社長・大幸利充氏、改革断行、選択と集中
・メルカリ<4385>スキマバイト仲介サービス、中小事業者に本格提供
・ローム<6963>パワー半導体をコーセルに提供、産業機器電源用
・ニコン<7731>後工程向け露光装置を26年度投入
・出光興産<5019>三菱商事と、米で水素・アンモニア製造参画、供給網構築を加速
・東レ<3402>光半導体の高速実装を実現、転写・接合材料を開発
・第一工業製薬<4461>医療機器向けコート材を開発、水系で生体適合性
・清水建設<1803>3Dモデリングデータ活用で米社と連携、建物の資産管理を効率化
・Jパワー<9513>ENEOSHDなどと、先進的CCS事業の設計作業を受託
・ユニチカ<3103>DICと特殊PPSフィルム、高周波領域で高誘電
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし
關注以下三點在24日的交易。
■日本電產的業績反應可能導致情緒改善
■日本電產、第二季度營業利潤增長4.9%,達到1210億日元
■上午重點關注:三菱重工、航空發動機、燃燒器裝配自動化、將於年內在長崎工廠引入
■日本電產的業績反應可能導致情緒改善
24日的日本股市場,雖然賣壓增強,但日經平均股價可能會在38000日元附近展現出堅挺的走勢。23日的美國市場,道瓊斯指數下跌409點,納斯達克指數下跌296點。美國長期利率繼續上漲,加之美國總統選舉即將到來,在警惕選舉後的波動中,持續調整倉位的動向似乎加劇。此外,麥當勞因爲美國疾病控制中心(CDC)宣佈該公司產品與大腸桿菌集體感染有關,遭到拋售,從而拖累了道瓊斯指數。芝加哥日經225期貨清算價較大阪下跌220日元,報37850日元。美元兌日元匯率持續在152.70日元的水平上波動。
日經平均股價可能會受到芝加哥期貨的影響,以賣出爲主開盤。在美國,11月的聯儲局公開市場委員會(FOMC)可能維持利率不變的預期日益增強,受到長期利率上升的影響,利潤回吐的賣壓可能會增加。此外,在總統大選局勢激烈的預期下,公司可能會逐漸調整其倉位。另一方面,在業績開始真正公佈的同時,特斯拉在交易結束後公佈了業績,這導致盤後交易中出現大量買單,並可能提供支撐。
前一交易日開盤後發佈第二季度業績的日本電產<6594>,私設交易(PTS)初期下跌超過5%,但後來轉正,而且在美國存託憑證(ADR)交易中也維持在正區間,可能會帶來安心感。該公司似乎展示了從底部回升的跡象,有利於改善市場情緒,未來對於即將開始的業績公佈也更加期待。
另外,東京地鐵<9023>昨日有了一個良好的開局。在買盤一輪之後,儘管交易區間狹窄,但股價維持在高位。在眼看執政黨可能喪失過半數議席的衆議院選舉中,會有可能斷斷續續地出現與指數相關的賣盤。因此,短期內可能會有對最近的已上市新股等不受指數影響的股票進行短線交易的動向。
日經225期貨在夜間交易中跌破了200日均線。儘管這是預料中的走勢,但在警惕進一步向下的偏向之際,也有可能暫時採取謹慎的回升策略。考慮到斷斷續續的指數賣盤影響,某些股票可能被過度拋售,應該冷靜地抓住下行空間。
■日本電產、第二季度營業利潤增長4.9%,達到1210億日元
日本電產<6594>公佈的2025年3月季度第二季度業績顯示,營業收入爲1.2938萬億1100萬日元,同比增長11.8%,營業利潤增長4.9%至1210億日元。營業利潤在家電、商業、工業設備和設備部門方面,致力於在下半年改善盈利能力,推進分散基地的合理化和生產體系的集中化等措施取得了成效,儘管造成了成本負擔的影響,但通過在精密小型電機領域投入高附加值的水冷模塊,並轉向具有高盈利能力的業務組合,因此迎來了截至9月的最佳業績。
前期注意事項
・1美元=152.80-90日元
・美國通脹降溫預期
・活躍的股票回購
・東證提出企業價值提升要求
三菱重工<7011>將在長崎工廠內引入航空發動機和燃燒器的自動化裝配,預計在年內完成
IHI<7013>加強民用發動機業務,專注於修理和維護服務
Yamaha Motor<7272>計劃在印度900多家高檔店鋪推廣適合年輕人的2輪車產品
三菱重工<7011>將承接子公司爲日本防衛省提供航空發動機業務,計劃於明年4月開始
Cerendip<7318>收購Excel HD,以強化汽車內外裝飾產品
三井物產<8031>積極實施AI技術,並致力於業務拓展,創造附加價值
本田<7267>將在美國召回72萬輛汽車,由於燃油泵存在裂紋,存在火災風險
・豐田汽車<7203>計劃在全球所有工廠中,在50年內實現零二氧化碳排放,推廣利用氫能設施
・航空電子<6807>開發高性能陀螺儀,用於人工衛星的定位控制
・柯尼卡美能達<4902>總裁大幸利充先生,決定進行改革,實行選擇與專注
・Mercari<4385>將提供零工服務中介服務給中小型企業
・羅姆<6963>向Kosel提供功率半導體,用於工業設備電源
・尼康<7731>將於26財年投入用於後工序的曝光設備
・出光興產<5019>與三菱商事合作,在美國參與氫氣和氨的生產,加速供應鏈建設
・東麗<3402>實現光半導體的快速推廣,開發轉移及連接材料
・第一工業製藥<4461>研發醫療設備用塗層材料,具有生物相容性的水性產品
・清水建設<1803>與美國公司合作,利用3D建模數據,提高建築資產管理效率
・J Power<9513>與ENEOSHD等公司合作承接先進的CCS項目設計工作
・優尼多卡<3103>與DIC合作開發特殊PPS薄膜,在高頻領域具有高介電性
上午事件日程表:
<國內>
・沒有特別的事情
・暫無特別說明
<境外>
・暫無特別說明