イーソル<4420>は、主力の組込みソフトウェア事業(23年12月期売上高に対して93.4%)とセンシングソリューション事業(同6.6%)の2つのセグメントから構成されている。
組込みソフトウェア事業は、RTOS(リアルタイム・オペレーティング・システム)の開発・販売を行う「組込みソフトウェア製品」と組込みソフトウェアの受託業務・コンサルなどを行う「エンジニアリングサービス」に分かれており、組込みソフトウェア事業における構成比は「組込みソフトウェア製品」が26.3%、「エンジニアリングサービス」が73.7%を占めている。得意先セクター別の売上割合はデンソー<6902>などの自動車向けが47.9%、ソニーグループ<6758>などのコンシューマー機器向けが23.1%となる(いずれも24年12月期上期累計)。一方、センシングソリューション事業は、指定伝票発行用車載プリンタや耐環境ハンディターミナル・販売支援用ソフトウェアの開発・販売を行う物流関連ビジネスとセンサネットワークシステムの提案を行う防災・減災ソリューションを提供する。
24年12月期上期累計の売上高は前年同期比29.2%増の6,030百万円、営業損益は725万円の黒字(前年同期は24百万円の赤字)で着地した。持分法適用関連会社であったオーバス社が行っていた車載用ベーシックソフトウェアの販売を4月1日から継続して行っており、組込みソフトウェア事業・センシングソリューション事業ともに増収となった。組込みソフトウェア製品の増収による増益を中心に累計で営業黒字に転換。通期の売上高は前期比25.7%増の12,099百万円、営業損益は988百万円の黒字転換を見込む(前年同期は82百万円の赤字)。主要ターゲットとして位置付けている自動車市場で進む「CASE」への対応、製品の採用に向けての開発投資を継続するようだ。
同社は、開発投資の基本方針として売上高の10%程度を基準に、毎期、開発投資を継続して行い、自社製品のさらなる高機能化を目指している。今後の展開としては、組込みソフトウェア事業では、自動車向け自社製品の開発投資の効果による自動車向け売上の拡大に加えて、そこで培った製品・サービスを主力セクター軸に幅広い業種へ展開し業績拡大を目指すようだ。さらに、昨今の自動化・電動化とともに、ソフトウェア化が著しい自動車向けにおいて、事業領域は広がっているという。また、センシングソリューション事業でも、既存の車載プリンタおよびハンディターミナルビジネスの利益率の向上や新たなセンサネットワークビジネスの拡大、キャッシュレス決済ビジネスへの参入などを計画している。今期営業黒字転換を見据える中、更なる業績の拡大が続くか注目しておきたい。
E-SOL(4420)由两个主要领域组成:嵌入式软件业务(占截至12年23财年销售额的93.4%)和传感解决方案业务(相同的6.6%)。
嵌入式软件业务分为开发和销售RTOS(实时操作系统)的 “嵌入式软件产品” 和执行嵌入式软件合同工作和咨询的 “工程服务” 等,在嵌入式软件业务中,“嵌入式软件产品” 占26.3%,“工程服务” 占73.7%。按客户部门划分,电装(6902)等汽车的销售率为47.9%,索尼集团(6758)等消费设备的销售率为23.1%(均为截至2014/12财年上半年的累计总销售额)。同时,传感解决方案业务提供物流相关业务,开发和销售用于发行指定单据的车载打印机、耐环境的手持终端和销售支持软件,以及提出传感器网络系统的防灾/减灾解决方案。
截至12年24日的财年上半年的累计销售额为60.3亿日元,比去年同期增长29.2%,营业损益盈余725万日元(去年同期赤字为2400万日元)。自4月1日以来,股权法应用相关公司Obus开展的基本汽车软件销售一直持续增长,嵌入式软件业务和传感解决方案业务的销售额均有所增长。累计营业盈余主要是由于嵌入式软件产品销售的增加导致利润增加。全年销售额预计将比上一财年增长25.7%,达到120.99亿日元,营业损益预计将转化为9.88亿日元的盈余(去年同期赤字为8200万日元)。看来开发投资将继续回应定位为主要目标的汽车市场正在取得进展的 “CASE”,并将采用产品。
作为一项基本的开发投资政策,该公司在每个财政年度继续投资于开发,约占销售额的10%,并旨在进一步增强其产品的功能。至于未来的发展,在嵌入式软件业务中,除了受汽车内部产品开发投资的影响而扩大汽车销售外,似乎还将基于主要行业轴线向广泛的行业开发产品和服务,以扩大业务绩效。此外,随着最近的自动化和电气化,据说汽车业务领域正在扩大,软件转换非常出色。此外,在传感解决方案业务中,他们计划提高现有车载打印机和手持终端业务的利润率,扩大新的传感器网络业务,并进入无现金支付业务。在我们展望本财年营业盈余的变化时,我想密切关注业务业绩的进一步扩张是否会继续。