$ソフトバンクグループ (9984.JP)$は11月12日大引け後(15:30)に25年3月期第2四半期(4~9月)連結決算を発表。最終損益が1兆53億円の黒字(前年同期は1兆4087億円の赤字)と、黒字に転換した。
●売上高は前年同期比7.5%増の3兆4699億円(市場予想は3兆4759億円)。
●純利益は1兆53億円。
●1株当たり純利益は680.70円。
●通期の業績見通しを開示していない。
4~9月期としては21年4~9月期以来3年ぶりの黒字で、黒字幅は20年4~9月期(1兆8832億円の黒字)以来の高水準だった。世界的な株高で投資先の株式価値が上昇、想定より円高に振れたことから計上した為替差益も利益を押し上げた。
SVF事業からの投資損益
AI関連の新興企業に投資するビジョン・ファンド事業の4~9月期の投資損益は6103億円の黒字、前年同期(1811億円の黒字)に続き2年連続で黒字を維持した。
2Q(7~9月期)のビジョン・ファンド(SVF)事業の税引き前利益は3731億円と好調で、前年同期(2589億円の赤字)と比べて大きく回復した。投資損益は6084億円の黒字、前期(19億円の黒字)から大幅増だった。
投資の実現損益は390億円の赤字だったが、未実現評価損益が6465億円の黒字と大幅に拡大した。非上場の投資先の公正価値の改善も全体の投資損益を押し上げた。
自己株式取得に係る事項
2024年8月に決議した最大5,000億円の自己株式取得枠のうち、当中間期末までに累計1,538億円、同年10月末まで に累計1,748億円の自己株式を取得。
出所: Bloomberg、日本経済新聞、ソフトバンクグループIR
ーmoomooニュースKouchi