対冲ファンドの大物ビル・アックマンが率いるパンシングスクエアキャピタルマネジメントが第3四半期の保有報告(フォーム13f)を発表しました。
智通财经の報道によると、対冲ファンドの大物ビル・アックマンが率いるパンシングスクエアキャピタルマネジメントが第3四半期の保有報告(フォーム13f)を発表しました。統計によると、パンシングスクエアの第3四半期の保有銘柄の時価総額は129億ドルで、前四半期の時価総額は104億ドルで、前期比24%増加しました。パンシングスクエアは第3四半期の保有ポートフォリオで、新たに2銘柄を追加し、3銘柄を保有し、0銘柄を全て売却し、3銘柄を減持しました。なお、上位10の保有シンボルは時価総額の99.95%を占めています。
パンシングは第三四半期にカナダの投資会社Brookfield(BN.US)の株を大量に保有し、株数は377.6%増加して3270万株に達し、ポートフォリオにおける時価総額の比率は2.73%から13.36%に増加し、第一の大重仓株となりました。
パンシングスクエアキャピタルマネジメントは第二四半期に耐克(NKE.US)の新株を開示した後、第三四半期の動きで同社のポジションを五倍以上に増加させました。この対冲ファンドは第二四半期にナイキB株300万株を購入しました。第三四半期には、その割合を435.5%引き上げ、1630万株に達しました。消費動向の晴雨計として、ナイキは需要が低迷し、売上が減少する中で苦闘してきました。今年の9月、同社はベテランのエリオット・ヒルを新CEOに再任したことを発表しました。
注目すべきは、ナイキが6月末に予想を下回る業績を発表した後、株価が大幅に下落し、その後第3四半期初めに横這いになったことです。その後、アックマンの建倉や新CEOの就任といったニュースが後押しし、株価は強含みになりました。
さらに、パンシングは海港エンターテイメント(SEG.US)の210万株を保有し、同社はエンターテイメント体験を専門とする不動産会社で、今年の8月に不動産開発業者のホワード・ヒューズから分社化されました。
減持に関しては、このファンドがホテル及びリゾートチェーンのヒルトン・グローバルグループ(HLT.US)の保有は第3四半期に17.7%減少し740万株となりましたが、同社は依然として第二の大重仓株です。また、ハンバーガー・キングの親会社であるレストランブランズインターナショナル(QSR.US)及び鉄道運営者のカナディアンパシフィックカンザスシティ(CP.US)の株をそれぞれ0.6%減少し2300万株及び1490万株に削減しました。