未来工業<7931.T>が3日続伸。16日付の日本経済新聞朝刊は、同社の中島靖社長は15日、2026年3月期までの目標として掲げる売上高営業利益率12%以上について「上振れの余地がある」と語ったと報じた。同日、都内で開いた決算説明会で明らかにした。
記事によると、同社の強みは職人の作業時間が減るように設計するなどしたアイデア製品だという。中島社長は採算改善の理由として建設業界の人手不足に触れ、自社製品が「省力化という面では相性が良い」と話した。「子会社の収益体質も良くなっている」とも語ったという。
自己資本比率が79%まで上昇している点について「協力工場に(運転資金圧縮のため)入金を早くしているため、数字ほど自由なお金がある訳ではない」と話した。ただ配当性向50%の維持などを通じ、株主還元に資金を振り向ける意欲も示したとしている。