★9:16 マツダ-大幅安 円高進行を嫌気 自動車株が安い
マツダ<7261.T>が大幅安。円高進行が嫌気されている。
トランプ次期米大統領がメキシコとカナダ、中国を対象に関税を強化する方針を示すと、米国と各国の貿易摩擦が激化するとの見方から、アジアや欧州の株式相場が軟調に推移。リスク回避の動きから円買い・ドル安が優勢となっている。本日の東京市場が始まると円高が一段と進み、足元では152円90銭台となっている。
円高進行を受け、為替感応度の高い自動車株が売られている。トヨタ自動車<7203.T>、三菱自動車<7211.T>、ホンダ<7267.T>なども安く、業種別では輸送用機器の値下がり率がトップとなっている。
★9:16 フリュー-SBIが投資判断を引き下げ 収益の改善傾向がみられない
フリュー<6238.T>が急落。SBI証券では、収益の改善傾向がみられないとして、投資判断を「買い」から「中立」に引き下げ、目標株価を1260円から1120円に引き下げた。
SBIでは、ガールズトレンドビジネスはユーザー数がコロナ前に戻るも、プレイ回数・会員数が減少し回復の兆しがみられないと指摘。特に中学生時代をコロナ禍で過ごした現在の高校2~3年生、大学生以上の回復が鈍く、本格的な回復フェーズに入るにはあと数年を要すると予想している。フリューニュービジネスは注目の「ベイブレードエックス XONE」(Nintendo Switch/Steam、11月14日発売)が発売されたが、ファミ通の速報によれば初週の国内販売本数は約9500本。株式市場の期待の高さを考えると物足りない印象。同ビジネスは営業損失が継続しており、不採算商材のリストラなど抜本的な梃入れが必要であるとしている。
★9:19 住友ベークライト-東海東京が新規「Outperform」 半導体封止材などが中計期間中の増益をけん引
住友ベークライト<4203.T>が3日ぶり反発。東海東京インテリジェンス・ラボでは、半導体封止材、高機能プラスチックが中計期間中の増益をけん引と判断。投資評価を新規「Outperform」、目標株価を5430円でカバレッジを開始した。
半導体封止材で世界シェアトップの同社は増益基調を継続しており、1.今後も車載、中国向けを中心に堅調な利益成長が可能なこと、2.半導体後工程のパッケージ方式の変更やチップの大型化により同社の封止材の成長性が高まる可能性が高いと東海東京ではみている。
★9:27 富士製薬工業-東海東京が目標株価引き上げ 7期振りのピーク益更新へ
富士製薬工業<4554.T>が8日続伸。東海東京インテリジェンス・ラボでは、25.9期は営業26%増益と予想、7期振りのピーク益更新へと判断。投資判断「Outperform」を継続、目標株価を2170円→2570円と引き上げた。
会社側は25.9期業績については売上高533.6億円(前年比15.7%増)、営業利益48.5億円(同25.0%増)と計画。引き続き造影剤などの堅調に加えて、女性医療関連分野の伸長も見込まれる。東海東京は営業利益が会社計画を若干上回る前年比26%増の48.7億円と予想。7期振りのピーク益更新を見込む。
同社はジェネリック医薬品分野のバイオシミラーや女性医療関連分野の強化を積極推進。バイオシミラー分野では本年9月に1品目、10月に2品目の製造販売を承認申請しパイプライン強化を進めている。東海東京では、同分野は行政が新たに普及のための数値目標を公表しており同社に追い風となろうと指摘している。
★9:31 Abalance-大幅高 ナスダック上場子会社のTOYOが87%高 同社にも買い
Abalance<3856.T>が大幅高。ナスダックに上場する同社子会社のTOYO Co.が、前日の米国市場で大幅高となったことが材料視されている。
TOYOは26日に、大手太陽電池モジュールメーカーに太陽電池を供給する1億5000万ドルの契約を獲得したと発表。同日の米国市場でTOYOの株価は前日比2.51ドル高の5.41ドル(同86.6%高)となった。
子会社の株価が急騰したことを受け、同社も買いが優勢となっている。
★9:45 小野薬品工業-MSMUFGが目標株価引き下げ 新薬浮上を待ちたい
小野薬品工業<4528.T>がもみ合い。モルガン・スタンレーMUFG証券では、新薬浮上を待ちたいとし、投資判断は「Underweight」を継続、目標株価を1800円→1400円に引き下げた。
MSMUFGでは、米Decipheraがコア営業利益に黒字貢献するのは2027年以降とみる。2028年からのOpdivo(オプジーボ)の特許切れ以外にも、糖尿病(Farxiga、Glactiv)の国内特許切れ(2025-26年)が控えると指摘。新薬浮上を待ちたいとしている。