★14:32 兼松-後場下げ幅縮小 宇宙環境利用ビジネス創出に向け業務提携
兼松<8020.T>が後場下げ幅縮小。同社は29日14時10分、Space BD(東京都中央区)、デジタルブラスト(東京都千代田区)、有人宇宙システム(東京都千代田区)と業務提携に合意し、「SORAxIO(ソラクシオ)」を発足させたと発表した。宇宙環境利用に関わる啓蒙活動、利用者支援、政策提言などを連携して行うことで、宇宙環境利用ビジネスの創出を促進するという。
また、「SORAxIO」は有人宇宙システムを代表企業として、JAXAが2024年7月10日に公示した「2025年度~2030年度 JEM利用インテグレーション業務」を受託したことも発表した。ISSにおいて日本が開発を担当する実験モジュール「きぼう」を利用した実験・開発の促進を進める。同業務の履行を通して、ISS以後の時代に必要な経験、知見を蓄積し、宇宙環境利用ビジネスの促進につなげるとしている。
★14:43 日阪製作所-後場上げ幅拡大 通期最終益を上方修正 政策保有株式を一部売却
日阪製作所<6247.T>が後場上げ幅拡大。同社は29日14時30分、25.3期通期の連結純利益予想を従来の18.0億円から24.3億円(前期比0.4%増)に上方修正すると発表した。
政策保有株式の見直しによる資本効率の向上を目的とした投資有価証券の一部売却の実施および補助金収入の発生見込みにより、親会社株主に帰属する当期純利益が前回発表予想を大幅に上回る想定になったとしている。
★14:45 トヨタ-反落 ドル円、一時149円台に円高進行 自動車関連が軟調
トヨタ自動車<7203.T>が反落。為替市場において、円高ドル安が進行していることが嫌気されている。
ドル円が150円台と前日よりも円高で推移していたところ、寄り前に発表された11月東京都区部消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る上昇率となった。12月の日銀政策決定会合で追加利上げに動くとの思惑が広がったことで、国内10年債利回りが1.065%まで上昇。前場のうちにドル円が一時149円台を付け、後場も150円を割れる場面があった。
円高圧力が強まっていることを受け、為替感応度の高い自動車株も売りが優勢となっている。三菱自動車<7211.T>、マツダ<7261.T>、デンソー<6902.T>、アイシン<7259.T>なども安い。
★14:48 東和フードサービス-後場上げ幅拡大 通期営業益を上方修正 上期は計画上回る
東和フードサービス<3329.T>が後場上げ幅拡大。同社は29日14時40分、25.4期通期の営業利益予想を従来の7.0億円から9.5億円(前期比4.7%減)に上方修正すると発表した。上期までの業績動向を踏まえた。
25.4期上期(5-10月)の営業利益は4.6億円(前年同期比7.9%増)だった。上期の会社計画の3.0億円を上回った。個人消費およびインバウンド消費による好影響が続いたとしている。
併せて、未定としていた25.4期の中間配当を10円(前期中間は9円)に決定し、期末配当予想を10円(前期末は10円)にすると発表した。年間配当は20円(前期は19円)となる。
★15:06 幸和製作所-後場上げ幅拡大 上期営業益12%減も上期計画上回る
幸和製作所<7807.T>が後場上げ幅拡大。同社は29日15時、25.2期上期(3-8月)の連結営業利益は5.0億円(前年同期比12.1%減)だったと発表した。上期の会社計画の4.7億円を上回った。全社的な経費削減活動の推進と販管費の効率的な運用が寄与した。
なお、減益着地となったものの、上期の計画を上回ったことが好感され、株価は買いが優勢となっている。
★15:08 トリケミカル-後場プラス転換 3Q累計営業益2.6倍 コンセンサス上回る
トリケミカル研究所<4369.T>が後場プラス転換。同社は29日15時、25.1期3Q累計(2-10月)の連結営業利益は35.0億円(前年同期比2.6倍)だったと発表した。市場コンセンサスは31.4億円。
生成AIの急速な普及に伴い、特にメモリを中心に最先端半導体の需要が増加するなど、半導体製造用化学化合物に関しても需要が増加している。この環境下で生産開発能力の向上などに取り組んだ結果、増収となった。経費削減やコストの上昇に伴う販売価格改定に取り組んだことなども寄与した。