★9:08 シスメックスー東海東京が目標株価引き上げ 製品構成による収益性改善を考慮
シスメックス<6869.T>が続伸。東海東京インテリジェンス・ラボでは製品構成による収益性改善を考慮。投資判断は「Outperform」を継続し、目標株価は3570円→3900円に引き上げた。
東海東京では、業績予想に関して、収益性の高い試薬販売の好調による予想以上の収益性改善を考慮した。25/3期業績を前年比11%増収、同17%営業増益と予想。人員増と社内DX化投資(40億円と予想)による販管費増(前年比120億円増と予想)が減益要因となるが、試薬販売を中心とした増収効果(同190億円と予想)とプロダクトミックス改善(同38億円と予想)、円安効果(同65億円と予想)が主に増収増益に寄与すると見込んでいる。
★9:10 GMOPG-5日ぶり反落 みずほ銀と企業間取引の決済をIT完結=日経
GMOペイメントゲートウェイ<3769.T>が5日ぶり反落。6日付の日本経済新聞朝刊は、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>傘下のみずほ銀行が、GMOインターネットグループ<9449.T>の決済サービス会社と、2025年4月にも請求書の発行や代金支払いなど企業間の取引をデジタルで完結できるサービスを始めると報じた。
記事によると、みずほが手を組むのは決済サービスのGMOペイメントゲートウェイ<3769.T>、GMOイプシロンだという。3社が中心となってカード払いなどに対応した企業間決済システムをつくる。決済にとどまらず、決済の前後に生じる業務の効率を高めるサービスも連動させるとしている。
なお、株価への好影響は限定的となっている。
★9:22 芝浦機械-底堅い 新たな電極製造プロセス開発を手掛ける米国スタートアップに出資
芝浦機械<6104.T>が底堅い。同社は6日9時、低コスト・低環境負荷を特徴とする新たな電極製造プロセスの開発を手掛ける米国スタートアップ企業AM Batteries(以下AMB)へ出資したと発表した。
同社は、将来需要が拡大すると想定されるドライ電極市場への参入や、その技術を活用した全固体電池への展開も見据え、今回の出資を決定したという。今後、AMBとの連携を通じ、革新的な電極製法の開発に向けて取り組んでいくとしている。
★9:25 Jフロント-大和が目標株価を引き上げ 事業利益の水準向上、25年度以降の成長に期待
J.フロント リテイリング<3086.T>が堅調。大和証券では、事業利益の水準向上、25年度以降の成長に期待。投資判断は「1(買い)」を継続し、目標株価は2000円→2350円に引き上げた。
大和では、大和予想は売上収益を小幅引下げも、好調な百貨店やSC事業を反映し、利益を増額。24年度は改装・構造改革費用等が増加も、25年度以降は先行投資がやや落ち着き、利益成長が期待できると指摘している。株主還元(配当性向40%以上に加え、適宜自己株式取得)にも注目。中計主要指標は前倒し達成の見通しであり、本決算発表時に見直される予定という。
★9:25 ニチバン-野村が目標株価引き上げ 2Qのインバウンド需要の鈍化は一時的であろう
ニチバン<4218.T>が変わらず挟み3日続伸。野村証券では、2Qのインバウンド需要の鈍化は一時的であろうと判断。投資判断「Buy」を継続、目標株価を2640円→2850円と引き上げた。
野村では、25.3期上期の決算動向を反映して野村の業績予想を若干上方修正した。従来予想比では25.3期はテープ事業で値上げ効果や採算改善施策により収益性が改善していることを織り込んで利益予想を上方修正した。26.3期に向けても主力の温感湿布薬のロイヒつぼ膏はインバウンド需要の伸びに加え、値上げを25.3期下期に計画していることもあり、メディカル部門の業績が全体をけん引して増益基調が続くと考えている。
★9:29 WASHハウス-急騰 自社製洗濯機を設置したコンテナ型ランドリー開店へ
WASHハウス<6537.T>が急騰。同社は5日、自社開発のオリジナル洗濯機・乾燥機を設置した自社初のコンテナ型ランドリー店舗をオープンすると発表した。12月26日に宮崎県宮崎市で開店する予定としている。
併せて、新規事業のホテル運営を12月1日から開始したことも発表した。石川県輪島市に復旧・復興作業員宿舎として10室を運営する。客室は工場で本体を完成させた後にそのまま運送し設置することができるため、現地の建設労働力を極力消費せず新しい居住エリアを迅速に構築することが可能としている。