ギグワークス<2375>は10日、2024年10月期連結決算を発表した。売上高が前期比4.0%減の253.69億円、営業損失が4.04億円(前期は1.11億円の利益)、経常損失が4.27億円(同1.11億円の利益)、親会社株主に帰属する当期純損失が7.25億円(同7.18億円の損失)となった。
オンデマンドエコノミー事業の売上高は前期比5.4%減の108.19億円、セグメント利益は同62.0%減の2.71億円となった。当年度には全国で4,013人のユニークワーカーが稼働した。フィールドサービスでは、IT機器のキッティングや設定設置業務の需要が前期と比較して増加している。コンストラクションは、スマートソーラーや蓄電池設置工事、IT機器保守業務を中心に活動している。また、コンタクトセンターは、東京・大阪・福岡を中心に7拠点体制で運営しており、旺盛だったテクニカルサポートや通販関連の需要も足元では一旦落ち着きを見せた。フィールドサービス、コンタクトセンターの基幹事業は、人員最適化によるコストダウンも徹底しており、利益は前年水準以上になった。そして、Web3領域での事業成長を目指すSnap to earn「SNPIT」は、主に当下半期において積極的な戦略的投資を実施した影響によりセグメント損益を前年対比大幅に押し下げている。
デジタルマーケティング事業の売上高は同16.3%減の53.35億円、セグメント損失は2.84億円(前期は1.12億円の損失)となった。日本直販・悠遊生活ブランドを基盤にサービスを提供し、45年以上の実績で創業以来1,485万人を超える顧客に利用されている。ギグワーカーによるフィールドワークとコンタクトセンターを活用した「お手伝いサービス」、長く付き合っていただける特典を提供する「プレミアム会員サービス」を商品化し、12カ月間で会員数は3,000人を突破した。当期においては一時費用が発生する大型倉庫移転や基幹システム刷新など、これら長期的な視点での固定費圧縮、ラジオ番組やプロサッカーチームのスポンサードなど新たなプロモーションへの注力、新商品「NFTカメラ」を中心に展開する「カメラの日直」や従来取扱い商品の厳選などマーチャンダイジングを見直し、新ロゴを基にしたリブランディングを実施してきた。
システムソリューション事業の売上高は同2.6%減の47.24億円、セグメント利益は同6.2%減の6.57億円となった。同社開発のCRMシステム「デコールCC.CRM3」は、AIを活用したツール開発や機能拡充により製品力を強化している。また、受託開発業務やシステムエンジニアリングサービスでは、ギグワーカーを含むビジネスパートナーとの連携を強化し、開発力の向上を図っている。
シェアリングエコノミー事業の売上高は同24.2%増の54.64億円、セグメント利益は5.16億円(同0.16億円の利益)となった。「必要なときに必要なだけ使える」機能的なシェアオフィスを提供しており、今年度は新たに7拠点を受託した。運営規模は85拠点13,100坪(2024年10月末現在)に達し、利用提携先を含む国内最大級1,000拠点以上のマルチロケーションを利用できるワークスペースに成長している。シェアオフィスの需要が高まっている背景から、働き方のニーズに合わせて選べる6つのプランに刷新、加えてWebマーケティングを強化したことにより既存オフィスの稼働率と利用率も向上し、会員数は前期比6,300会員増となる21,800会員となった結果、収益も大幅に改善している。さらに、ギグワーカーのスタイリストが活躍するシェアサロン「nex the salon」は、表参道の4店舗(2024年10月末現在)各店が異なる技術特化型のスペシャリティサロンとして、顧客からの好評により業績も順調に推移している。
2025年10月期通期の連結業績予想について、売上高が前期比1.8%減の249.00億円、営業利益が1.80億円、経常利益が1.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益が0.40億円を見込んでいる。
Gig Works<2375>于10日公布了截至2024/10财年的合并财务业绩。净销售额较上一财年下降4.0%,至253.69亿日元,营业亏损为4.04亿日元(上一财年利润1.11亿日元),普通亏损为4.27亿日元(利润1.11亿日元),归属于母公司股东的净亏损为7.25亿日元(亏损7.18亿日元)。
按需经济业务的销售额较上一财年下降5.4%,至108.19亿日元,分部利润下降62.0%,至2.71亿日元。今年,全国有4,013名独立工人投入运营。在现场服务方面,与上一财年相比,对IT设备配套和设置安装工作的需求有所增加。施工活动主要集中在智能太阳能和蓄电池安装工作以及IT设备维护工作中。此外,该联络中心由以东京、大阪和福冈为中心的7基地系统运营,对技术支持和邮购的强劲需求已经平静了一段时间。核心现场服务和联络中心业务也通过人员优化彻底降低了成本,利润高于上一年的水平。此外,旨在实现Web3领域业务增长的Snap to Earn “SNPIT” 与去年相比大幅降低了细分市场的损益,这主要是由于下半年实施激进战略投资的影响。
数字营销业务的销售额同期下降了16.3%,至53.35亿日元,分部亏损为2.84亿日元(上一财年亏损1.12亿日元)。它以日本的直销和休闲生活方式品牌为基础提供服务,自成立以来,已有超过1485万名客户使用,拥有超过45年的往绩记录。利用零工人员提供的实地考察和联络中心的 “援助服务” 以及提供福利使人们能够长期保持关系的 “高级会员服务” 已商业化,会员人数在12个月内超过了3,000人。在本财年中,从这些长期角度来看,对固定成本压缩进行了审查,例如大规模仓库转移和产生临时成本的核心系统修订,重点关注广播节目和职业足球队赞助等新促销活动,以及围绕新产品 “NFT相机” 开发的 “Camera Sunsho” 等销售以及精心挑选的传统处理产品,并根据新徽标进行了品牌重塑。
系统解决方案业务的销售额同期下降2.6%,至47.24亿日元,分部利润下降6.2%,至6.57亿日元。该公司开发的CRM系统 “Decor CC.CRM3” 通过利用人工智能进行工具开发和功能扩展来增强产品能力。此外,在合同制定工作和系统工程服务方面,正在加强与包括零工在内的商业伙伴的合作,以提高开发能力。
共享经济业务的销售额同期增长了24.2%,达到54.64亿日元,分部利润为5.16亿日元(利润1.6亿日元)。我们提供 “可在需要时随地使用” 的功能共享办公室,本财年已投入使用了7个新办公地点。85个地点的运营规模已达到13,100坪(截至2024/10年底),并且已经发展成为一个工作空间,可以在包括使用合作伙伴在内的1,000个或更多最大的国内地点使用多个地点。在共享办公室需求不断增长的背景下,通过修改可根据工作方式需求选择的6种计划,提高了现有办公室的入住率和使用率,此外还加强了网络营销,结果,会员数量成为21,800名会员,与上一财年相比增加了6,300名会员,收入也大幅提高。此外,零工造型师活跃的共享沙龙 “NEX the Salon” 是一家科技类专业沙龙,在表参道拥有4家门店(截至2024/10年底),由于顾客的好评,业务表现进展顺利。
关于截至2025/10年度的全年合并收益预测,销售额预计将比上一财年下降1.8%,至249.0亿日元,营业收入为1.8亿日元,普通利润为1.6亿日元,归属于母公司股东的净收益为4,000万日元。