2024年12月20日
富士電機株式会社
富士電機株式会社は、配電盤、電源装置の生産能力拡大に向けて、神戸工場(兵庫県神戸市西区)に設備投資を行いますのでお知らせいたします。
生成AIの普及に伴いインターネットデータセンター(IDC)の建設が拡大しており、IDCのサーバーや空調などに電力を安定供給する受変電設備や電源装置の需要が急速に高まっています。
当社は、IDCや新工場の建設が続く半導体工場向けに受変電設備(配電盤・モールド変圧器)や電源装置(UPS)を提供しており、IDC・半導体工場向けの受変電設備・電源装置の受注高は、2026年度に2023年度比で約2倍となる見込みです。
こうした背景から、今般、配電盤、UPSを生産する神戸工場の生産棟を拡張するとともに、スキッドシステム生産設備(クレーン・試験装置)を整備します。これにより、神戸工場の配電盤、UPSの生産能力は1.5倍に高まります。
スキッドシステムは、従来個別に現地搬入していた配電盤、UPS、変圧器などを共通架台に艤装して一体化(ユニット化)し、ユニットの状態で現地に搬入する手法です。工場と現地でそれぞれ行っていた配線、通流試験、シーケンス試験、外観検査を工場に集約できるため、IDCの建設期間短縮に貢献します。出荷前試験から現地据付までの期間を40%短縮することが可能で、現地工事や現地試験に必要な作業者数も削減でき、工事業者などの人手不足解消にも寄与します。
神戸工場では、2025年6月に建屋の建設を開始し、竣工は2026年9月を予定しています。
(注)
本リリースに掲載している情報は発表日時点のものであり、予告なく変更する場合もございます。