★9:46 ダブルスコープ-SBIが投資判断引き下げ WCPは3Qから持分法適用会社へ
ダブル・スコープ<6619.T>が新安値。SBI証券では、W-SCOPE CHUNGJU PLANT(WCP)が25.1期3Qから持分法適用会社へ移行したことを考慮。投資判断を「買い」→「中立」に、目標株価を980円→295円へそれぞれ引き下げた。
SBIでは、25.1期2Qまで同社の連結子会社であったWCPが3Qから持分法適用会社へ移行したことに伴い、売上高が大幅に減少したことを考慮。投資判断を引き下げた。今後はイオン交換膜を手掛けるW-SCOPEKOREAの中期的な収益拡大に期待としている。
★9:57 セブン&アイ-急落 クシュタールへの逆買収を一時検討 「現状維持」も選択肢と伝わる
セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>が急落。18日放送のワールドビジネスサテライトで、同社がカナダのコンビニ大手「アリマンタシォン・クシュタール」への逆買収を検討していたと報じられたことが手がかり。
報道によれば、カナダの投資に関する法律などが、外国企業による買収を厳しく制限していて、買収にかける時間とコストなどを鑑み、最終的に逆買収を断念したようだ。同社は現在「クシュタールによる買収」のほかに「創業家による買収」そして、買収を受け入れない「現状維持」の3つの選択肢を軸に、関係者間で検討が進んでいるとしている。
18日の放送に加え、19日には同内容がヤフーニュースなどでも掲載されたことから周知が進み、きょう改めて売り材料視されている。
★10:03 マーケットエンタープライズ-ストップ高買い気配 株主優待制度を拡充 年間5万円分のデジタルギフト贈呈
マーケットエンタープライズ<3135.T>がストップ高買い気配。同社は19日、株主優待制度を拡充すると発表した。
従来は6月末日を基準日に100株以上保有する株主を対象に500円分のQUOカードを贈呈していた。変更後は6月末日および12月末日の基準日それぞれで、500株以上保有する株主を対象に2万5000円分のデジタルギフトを贈呈する。デジタルギフトはクオ・カードペイ、Amazonギフトカード、PayPayマネーライトほか複数から選択できる予定だという
2025年6月末日時点(基準日)の株主名簿に記載または記録された株主への優待発送分より適用を開始するとしている。
★10:06 IHI-SMBC日興は投資評価引き下げ 好材料は出尽くし当面カタリストに乏しい
IHI<7013.T>が反落。SMBC日興証券では、業績拡大も好材料は出尽くし、当面カタリストに乏しいと判断。投資評価を「1(アウトパフォーム)」→「2(中立)」に引き下げ、目標株価は8200円→9100円へ引き上げた。
同社は25.3期2Q決算で好調なスペアパーツ事業を背景に通期営業利益計画を上方修正。26.3期も事業環境は良好だが、SMBC日興では後ずれ分の整備費用計上などで26.3期営業利益ほぼ横ばいを予想する。さらなる株価上昇に向け当面はカタリストに欠けると指摘した。中期的な注目点は、新造エンジンや新型戦闘機の開発状況、事業再編、新事業の創出の3点とみている。
★10:06 オンコリス-一時ストップ安 「OBP-301」の国内承認申請見通しを公表 遅延見通しで失望売り
オンコリスバイオファーマ<4588.T>が一時ストップ安。同社は19日、「OBP-301」の国内承認申請見通しを発表した。
同社は医薬品医療機器総合機構(PMDA)と「OBP-301」の国内承認申請に先立って「先駆け総合評価相談」を開始することを合意したという。「先駆け総合評価相談」では、これまでに実施された数々の臨床試験結果のみならず、市販後に実施されるべき臨床試験計画の詳細な内容を含めて評価を受けるという。さらに、非臨床試験や品質などについても順次評価が行われ、これらの評価が終了した後、「OBP-301」の承認申請・承認・薬価収載・販売開始となる見通しだとしている。現段階で2025年12月期にOBP-301の承認申請を行うことを目標としているという。
同社は同日、「OBP-301承認申請の見通しについて」と題した社長コラムを発信しており、その中で「皆様とお約束をしてまいりましたOBP-301の承認申請ですが、残念ながら年内の申請は実現できなくなりました」と記載している。
「OBP-301」の承認申請が遅延する見通しとなったことが嫌気され、株価は一時ストップ安まで売られる展開となっている。
★10:13 トヨタ-反発 円安進行を好感 自動車株の一角が高い
トヨタ自動車<7203.T>が反発。円安進行が好感されている。
前日の連邦公開市場委員会(FOMC)では来年の利下げペースが鈍化する見通しとなり、日銀の植田和男総裁が19日午後の記者会見で利上げに対する慎重なスタンスを示した。これらを背景に米国の長期金利は上昇、日本の長期金利が低下しており、ドル円は一時158円に迫る水準まで円安が進行している。
円安進行を受け、為替感応度の高い自動車株の一角が買われる展開となっている。マツダ<7261.T>、日野自動車<7205.T>なども高い。