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安藤ハザマ、微生物を高度利用したバイオスマートコンクリートで共同開発

株式新聞 ·  01/09 07:39

安藤ハザマ<1719.T>は8日、静岡理工科大学、愛媛大学および港湾空港技術研究所(神奈川県横須賀市)と共同で、微生物を高度利用したバイオスマートコンクリートを共同開発したと発表した。

今回の共同開発では、微生物の代謝活動により、コンクリート中の溶存酸素を消費し、かつ、酸素と水の供給路となるひび割れを自己治癒(ゆ)することで、酸素や水を不足させ鉄筋腐食を防止するバイオスマートコンクリート「BiSCo」の開発を推進。その一環として、pH11−12の強アルカリ条件下でも代謝活動と増殖が可能な強アルカリ耐性菌「AH株」の獲得に成功した。今後は、鉄筋腐食抑制効果ならびにひび割れ自己治癒効果の実証を進め、実用化に向けた取り組みを進める。

溶存酸素とは、水中に溶け込んだ酸素のこと。代謝活動とは、好気性微生物の呼吸、すなわち酸素を消費して二酸化炭素を排出する活動のこと。

8日終値は、前日比11円安の1170円。

提供:ウエルスアドバイザー社

これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。 更に詳しい情報
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