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更新 -【指標速報】米12月CPI、前年比2.9%上昇で市場予想と一致 利下げ観測再び

moomooニュース ·  01/15 13:31

米12月の消費者物価指数(CPI)前年比2.9%上昇市場予想が2.9%上昇

コアCPI前年比3.2%上昇市場予想が3.3%上昇

●CPIデータの概要
12月のCPIは前年比2.9%上昇し、予想通りの結果となった。コアCPIは前年比3.2%上昇し、予想の3.3%を下回った。前月比ではCPIが0.4%上昇し、コアCPIは0.2%上昇した。インフレ圧力は続いているが、その上昇ペースはやや鈍化した。  

●市場の反応
データ発表後、米株先物は上昇し、ナスダック100指数先物は1%以上の上昇を記録した。ドル指数は下落し、現物ゴールドは一時2684.50ドル/オンスに上昇した。トレーダーは、FRBが7月末までに利下げを実施すると予想しており、従来の9月から前倒しされる可能性が示唆されている。

アナリストの見解
アナリストは、コアCPIが適切な方向に向かっていると評価する一方で、インフレの粘着性を指摘している。

Spartan Capitalのピーター・カルディロ氏は、「総合CPIの上昇にもかかわらず、コアデータの鈍化は楽観的」と述べた。

Pepperstoneのマイケル・ブラウン氏は、「インフレを2%目標に戻すことは依然として困難」との見解を示している。  

●FRBの政策見通し
アナリストは、FRBが1月の政策金利を据え置く確率を97.3%と予想している。また、2025年の利下げ幅は限定的とされている。JerseyとHoffmanの分析では、FRBは3月に最後の利下げを完了する可能性があるとしている。  

データ時点:2025.01.15
データ時点:2025.01.15

●インフレ圧力の要因
エネルギー価格がCPI上昇の主因となり、12月のガソリン価格指数は4.4%上昇した。この分野は当月のCPI項目増加分の40%以上を占めた。また、バイデン政権下での物価上昇率は累計20%に達し、トランプ政権時代の関税政策や減税公約がインフレ圧力をさらに悪化させる可能性があると指摘されている。  

米労働省労働統計局(BLS)が、都市部の消費者が購入する商品やサービスの価格の変化を調査して指数化したもの。変動が激しい食品とエネルギー価格を除いたコア部分の指数も同時に発表される。米国のインフレターゲットの対象は個人消費支出(PCE)デフレータであり、日本を含め多くの国でインフレターゲットの対象とされているCPIではない。しかし、発表時期が対象月の翌月15日前後と、対象月の翌月末もしくは翌々月初めとなるPCEデフレータに比べて2週間程度早く、変化の傾向が似ているため、市場の注目度は物価関連指標の中で最も高い。計測期間中の代替品の扱いの違いなどから、PCEデフレータに比べると水準は若干高く出ることが多い。

ーmoomooニュースZeber
この記事は一部に自動翻訳を利用しています

これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。 更に詳しい情報
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