買い1,000株+売り1,000株=出来高2,000株ということではないです。また、この場合の2,000株は「取引高」といいます。 流動性リスクについて 流動性リスクとは、出来高が少なすぎて思い通りの取引が成立しない可能性が高いことです。 即座に売買が成立しなかったり、成行注文では想定よりも安値、高値で取引が成立してしまう、などのリスクが生じます。 初心者の方は特に、出来高の少ない銘柄には注意が必要です。 出来高の活用方法 出来高が急激に増減した場合、それに続いて株価も大きく上昇、下落する傾向があります。 ※あくまで「傾向」であり、必ずではありません。 上昇トレンドでの出来高の傾向 上昇トレンドでは、その銘柄の注目度が上がり、投資家の買い需要が増えていきます。買いたい人が多くなるので、上昇トレンドでは一般的に出来高が増加傾向となります。 下降トレンドでの出来高の傾向 下降トレンドでは、その銘柄の注目度が減り、人気も落ちていきます。買いたい人が減るので、下降トレンドでは一般的に出来高が減少傾向となります。 株価の急騰、急落時⇒出来高が株価に先行 好材料 《企業買収や業務提携の発表、サプライズ決算(好業績)、増配・自社株買いの発表》などで出来高が急増し、株価が急騰することはよくあります。 悪材料(計画未達、増資など)の場合、売りたい人が増加するので出来高が急増し、株価も急落します。 また、特に目立った材料がないのに、株価が変動する前に出来高が増える場合もあります。(仕手株等)