【朝イチ報】12月の利下げ確率83％に上昇 AMDが従業員4％削減、AI強化へ

Moomooユーザーの皆様～おはようございます！本日朝イチ報のキーポイントはこちら。

●【東京株式相場予想レンジ】3万8600円-3万9100円(13日終値3万8721円66銭)
● 米CPI、10月は2.6％上昇 予想と一致
● 12月利下げ観測、再び強まる
● AMD、従業員4％削減、AI強化へ
● ホームデポ、トランプ関税が小売業の収益に影を落とす
● アマゾン、低価格商品販売の「ホール」新設 TemuやSHEINに対抗
● シスコシステムズが決算 時間外で株価は小動き
ーmoomooニュース Julie

◇13日の米国市場はまちまち。主要指数は前日終値を挟んだ小動きとなったが、SOX指数は2％下落。10月のCPIは予想通り（2.6％）で安心感が広がったが、利下げ期待復活で10年国債利回りは上昇。トランプトレンドも強弱感が強い。ビットコインは初めて9万ドルを突破したが、他のトランプ関連銘柄は利益確定売りが優勢だった。
◇14日の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲に買い戻しが入り、日経平均は反発しそうだ。前日は後場に下げ足を強め600円を超える下落となったが、きょうはリバウンド狙いの動きが顕在化し、フシ目の3万9000円台回復を視界に入れる場面も想定される。

米CPI、10月は前年比2.6％上昇 予想と一致
米労働省が13日発表した10月の消費者物価指数（CPI、季節調整済み）は前年同月比2.6％の上昇となった。伸び率は9月の同2.4％から加速したが、市場予想と一致した。

12月利下げ観測、再び強まる
●10月のCPIが市場予想通りになったこと受け、12月の利下げ観測が再び強まっている。
●スワップ市場は12月のFOMCで0.25％の利下げが行われる確率について、CPI発表前は58.7％を予想していたが、発表後は82.5％に上昇している。

AMD、従業員4％削減、AI強化へ
●CRNによると、 $アドバンスト・マイクロ・デバイシズ (AMD.US)$ は約4％の人員削減を実施する。AMDの広報担当者はCRNへの声明で、「当社のリソースを最大の成長機会に合わせる一環として、私たちはいくつかの的を絞った措置を講じているが、残念ながら全世界の労働力を約4%削減することになる」と述べた。
●BIのアナリストは、人員削減は「特にAIデータセンター向けCPU、GPU、ネットワーク製品など、より成長性の高い分野に注力するためのリソースの再編成と思われる」とし、「AMDはAI分野で $エヌビディア (NVDA.US)$ との差を縮める努力を強めている」とコメントした。

ホームデポ、トランプ関税が小売業の収益に影を落とす
● $ホームデポ (HD.US)$ の経営陣は決算説明会で、関税をめぐって何が起きても「業界全体に影響を与える」と述べた。同社は商品の半分以上を国内または北米の他の地域から調達しているが、トランプ関税の「影響は確実にある」と認めた。同時に「当社のチームは以前にもこのような経験をしている」とし、「これまでと同様に、新たな関税も乗り切れると予想している」と述べた。
●住宅リフォーム市場については、「現在のマクロ経済の不確実性と住宅リフォーム需要を圧迫している金利を乗り越えなければいけない。」「しかし、市場は均衡状態に戻り、リフォームも同様に均衡状態に戻るだろう。まだそこまでには至っていないと考えている」と述べた。

アマゾン、低価格商品販売の「ホール」新設 TemuやSHEINに対抗
$アマゾン･ドットコム (AMZN.US)$ は自社のアプリで、20ドル（約3080円）以下の商品に特化した新たなセクションを立ち上げた。低価格の中国ECプラットフォームのTemuやSHEINとの競争激化をかわす狙い。アマゾンはこの新サービス「アマゾンホール」を米国の一部顧客向けに13日に開始したと述べた。

シスコシステムズが決算 時間外で株価は小動き
$シスコシステムズ (CSCO.US)$ が引け後に8-10月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、第2四半期の見通しが予想を上回ったほか、25年度通期についても見通しを上方修正している。顧客企業によるコンピュータ・インフラへの支出増加を示唆した。